カテゴリ:今日のトリビア
ipodでは自分の地理的位置を使用して情報を選択したりナビゲーション機能を実現したりと様々なアプリケーションが使える。iphoneやandroid携帯でも同様の機能を利用できるようだが、これらの機器ではgpsから位置情報を得るものが主流のようで、gps信号を受信できない地下などではipod同様にwifiで位置測定することも出来るらしい。
ipodでの位置測定はwifiの無線ルーターなどの位置を参照している。無線ルーターや無線LAN親機の電波を受信すると、そのMACアドレスをapple社のサーバーに照会してそのルーターなどの地理的位置を受けとり、自分の位置を計算する。 apple社のサーバーには無線ルーターなど発信源のデータベースがあることになるが、そのデータは下請けの企業が専用車両で世界中を走り回り、収集しているようだ。数年前まではskyhook社が収集したデータをもらっていたようだが、今は契約を解除しているらしい。 我が家の無線ルーターも登録されていて、私のipodの位置も正しく表示されていたが、過日無線ルータを新調したら位置を表示しなくなった。新しい無線ルータはipodのサーバに登録されていないから当然ではあるが。 私の新しいルータを登録する方法はないものかと検索していてappleの位置情報はskyhook社から得ていることを知り、同社のホームページに未登録の無線ルータなどを登録する手順が掲載されているのを見つけた。早速試してみたところ、新しいルータを認識していると思われるが位置誤差が大きい。我が家の近くには表示されるが、位置が300メートル近くずれている。 原因に心当たりが無く数ヶ月放置していたが、最近になってappleとskyhookは契約を解除していたことを知った。これで話は一層複雑になる。 skyhookからappleへデータを転送していないなら、appleは私のipodのデータを認識できないはずだから、未だデータの提供は継続しているのではないか。 両者の契約解除のニュースを見ると、位置測定のアルゴリズムの提供を解除したとも読めることに気付いた。つまり、skyhookは位置測定のためのデータとソフトをセットで提供していたが、経費節約をするためソフトの自製化を企てた。しかし、データも自社で収集するのは費用対効果から断念したのではないか。 そうだとして、私の無線ルータの位置の表示位置がずれているのは何故だろう。アルゴリズムが違うからと言うわけでもあるまい。確認のために古い無線ルータを使ってみたら以前と同じように正しい位置を表示しているから。 もう少し状況を確認してみよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年02月12日 16時12分54秒
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