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Ivyの慶應通信奮闘記

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2005/04/17
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カテゴリ:地元慶友会
行ってきました、初の地元慶友会。
楽しかったぁ!
何でも、数ある慶友会の中でも出席率ナンバーワンの会だそうで、メンバーにはラジオパーソナリティのお方や、物知りでホロスコープの達人、今年4月から入学した他県から参加の方、など個性豊か。

何と言っても、去年退官された慶応大学の名誉教授もいらしたという豪華さ。韓国でもアメリカでも教べんをとったことがあるらしいのですが、全く偉ぶらず、私たちの目線、レベルまで下げてお話してくださるので、そんなに凄いお方とは最初わかりませんでした。

ツタヤにもあるという柴田恭平主役の平成3年頃の「福沢諭吉」と言う映画のビデオを見た後、福翁自伝からの抜粋の講義をして頂き、かなり実りのある会参加させていただきました。

福沢諭吉は、ビジネスマンとしての顔を持ち、事業の為の資金の為の銀行のハシリを築き、後の日本銀行となる話や、何度も経営難になりながら「事を為すに極端を想像す」(I always prepare for the worst.) という気持ちで、潰れるならつぶれたって構わない。という気持ちで取り組み、かなりどん底状態だったのが、先の卒業生が寄付をするという事により立ち直り、月謝と言う形をはじめて導入して経営が安定した。教育を金儲けにしてると、かなり非難を浴びたらしいです。
そして、先輩方の寄付というシステムは、今でも続いているということです。

福沢諭吉は感情を外に表さない人で、争いごとを好まず敵を作らなかった、とか。
(呼び捨てじゃなく、先生をつけなきゃいけないのかしら?)

蘭学は時代遅れと思って、英語を勉強するのに、うまくアメリカ行きの船に乗せてもらう事が出来、サンフランシスコでの写真屋さんで、そこのお嬢さんと一緒に写真をとって、仲間に誰も教えず、ハワイまで来た時に、初めて仲間に見せて自慢した。他の人が真似をしたくても出来ない時になってようやく見せるというお茶目な面もあった、とか。

地元の資料館など埋もれているものが沢山ある、という事でした。新入生歓迎会を兼ねてのお花見の後、直ぐ側にある重要文化財に指定してある博物館?を200円で見学。
ココには3つの宝がある、という中の一つに、蘭学の本を訳した初版本の解体新書の本物が惜しげもなく展示されてました。しかも版の10番目の為、印字もキレイで保存状態も良好。その他に漢方の本の本物。良く利用されたページの部分は黒ずんでる。

蘭学が出来なかった杉田玄白が、企画などの裏方として走り回っただけなのに、杉田玄白著のようになってるチャッカリ者だった、という裏話を館長さんに説明していただきました。
この初版本の内は慶應大学にも保管されてて、この手の本はどこでも奥に貯蔵されてて、こんな風に開いて展示してあるところなんてない。って事でした。
私が、「日焼けしないんですか?」と言ったら「固い事おっしゃらずに。」みたいな感じで、日焼けを百も承知で展示。凄いです。
ちなみに、こんな本でした。
http://www.lib.nakamura-u.ac.jp/yogaku/kaitai/head.htm

まさか地元に本物の、教科書に出ていた解体新書があるとは思いませんでしたよ~。初めはレプリカだと思われていたらしいのが、初版という証拠の判が押されているのがわかり、かなり騒動になったらしいです。しかも一冊300~400万。全部で1千ウン。。。。

普段月曜日休日の私なので、博物館系統からは拒絶され縁がない。それが名誉教授のアドバイスによりみんなで足を運ぶ事になり、ほんっとに良かった。

その後会場に戻りお話し。
やはり自分ひとりでは無理な過去問とか、色々と情報が得られる。
早速入会しちゃいました♪





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Last updated  2005/04/18 10:37:10 AM
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