NINライブ回顧録 8/09 summer sonic 09 osaka・後編
そして迎えたnine inch nails東京では後方でゆったり見たので、今回は前方で見たく思い、boom boom satellitesが終わってから前の方へ向かう。boom boom~が終わってからの移動だから大して前の方には行けないと思ったのに、意外と人が少なくて前から3列目の良く見える場所に陣取れた。正直、これにはがっかりしました。自分の好きなバンドのライブには人がたくさんいて欲しいと思うのは自分だけなのか…ぼんやりセットチェンジを眺めながらnine inch nailsの出番を待つ。これで生のライブは10回目。セットチェンジの時に作業してるスタッフに、いつも見かけるスタッフがいたり、2007年の来日公演の時に見かけた日本人スタッフがいたり…嗚呼、2年ぶりにまた、大阪でnine inch nailsのライブを見てるんだな。って気持ちになる。そしていよいよ始まる。robinが一人でステージに出てくる。距離が近い。見ていると、ギターを弾き出して…その音を聴いて、正直、自分はがっかりした。それがhomeのイントロだったから。これで、自分の好きな「now I'm nothingを生で聴く」というちょっとした夢が叶わなくなった事が確定したから。2年前の大阪公演でpiggy兄に「一曲目がnow I'm nothingだったら最高なんですけどね」なんて、自分は冗談めかして言った。冗談めかして言ったのは、now I'm nothingがデビューしてからすぐの頃にしか演奏されてなくて、もうずっと演奏されてない事を知ってたから。でも、突然、今回のラストツアーで復活して…夢が叶うかもしれないと思ったのに…日本でのラストライブの最初の一曲はhome好きな曲ではあったけれど、がっかりせずにはいられなかった…気を取り直して聴く体制に入り、1,000,000、terrible lieへ。東京ではthe slipから一曲もやらなかったけれど、大阪では2曲目から1,000,000登場。ノリが良くてライブ映えする。前方でギッチギチになって見るnine inch nails…やっぱり最高だった。東京では雨の中、人の少ないところで大きく体を動かして大阪では快晴の中、ギッチギチに揉まれながらどっちも違うシュチュエーションで楽しんだのだけれど…どちらの楽しみ方も良くて、本当に両方の会場まで行って良かったと思います。terrible lieも良かった。毎回の様にやってる曲だけど、全然飽きない。いつも通り楽しくhey god!!!!!ってシャウト。4曲目、discipline。the slipの中で一番好きな曲。曲中のピアノのフレーズがなんとも心地良い。トレントらしいフレーズ。何回もデータが消えているから、ごく最近の順位ではあるんだけど…実は自分のiPodの再生数、NO.1でもあります。気になったのが、disciplineの演奏前に、trentがhey pigs come on!みたいな台詞を言っていた事。このhey~を聞いたから、当然march of the pigsが来るんだと思ったのに、実際はdisciplineだった。曲順、間違えたのかな?trentそして5曲目はそのmarch of the pigs。この曲の前にもやっぱり同じ様にpigs come on!みたいな事を言ってました。お約束ですね。たくさんの人の中で押し合いへし合いしながら聴くmarch of the pigsはやっぱり最高。盛り上がりました。6曲目、something i can never haveこれも良かった。生でも何回も聴いてるけど、今回も染みた。涙腺が緩む。7曲目、the becomingまさか、また聴けると思ってなかった…the downward spiralの中でも特に好きな曲で…イントロが流れてきた時は本当に叫んでしまった。8曲目head down、9曲目、burn 再度the slipからのhead down。やはりライブ映えする。burnは大阪でも楽しかった。ライブで聴くのはあんまり好きじゃなかったのに。今回のメンバーの演奏が自分に合ってるって事だろうか?そして、特筆すべきnon-entityこの曲を生で聴く事があるなんて、本当に思ってなかった…これもイントロが聴こえてきた時は叫んだなぁ。知らない方も多いみたいですが、2005年にハリケーン・カトリーナの被害へのチャリティーコンサートで、trentがnine inch nails名義ではなく、trent reznor名義で披露した曲ですね。ピアノで弾き語りしてました。最近はライブでもちょこちょこやってたけど、まさか自分の目でライブ演奏を見られるとは…感激!!11曲目wishではやっぱり涙腺が緩みました。今回のライブではほんと、wishが胸に染みた。自分でもびっくりですけどね。なんで今更wishなんだろうっていう…涙ぐみながら、サビを一緒に歌って終了(周りの人、済みません。でも凄く楽しかった)そしてthe hand that feedsが来て、head like a holeが来て、hurtで終了。 head like a holeも盛り上がりました…この後にhurtが来てライブが終わるのは確信できてたから少し寂しかったけれど。ラストのhurt…夕焼けが本当に綺麗だった。終わった後は何だかフラフラでした。表現としての「フラフラ」じゃなくて、本当にフラフラ。しっかり、まっすぐに歩く事がしばらくできなかった。続く