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カテゴリ:Family
私は、あまり泣いた事がない。
基本的に、能天気でよく笑う性格、しかも冷静なタイプなので、心が揺さぶられる事があっても、泣く行為まではなかなか結びつかないのだ。 でも、今日、久しぶりに泣いてしまった。 Cityで夫とお茶している時から溢れてくる涙・・・。 彼が話したのは、これからの生活について。 これから、いよいよ子育てが始まる。 そして、家族もどんどん増えていく。 その中で、彼は、自分なりに仕事と家庭の事を考えていたようだ。 彼は研究職なので、収入よりも功績が一番大切。 今まで自分の好きな事をしてきて、そして生活もできていた。 でも、これからはそうはいかない。 住む所も、そして家族に見合った収入も条件になってくる。 私はマダムになりたかったけど、彼とならどんな生活になったとしても、楽しく生きていけると思ってきた。 どんな環境になったとしても、彼は生きていく賢さを持っていると信じているから、どこにでも付いて行ける。 だから、私は彼に一番好きな事をしていてもらいたい。 研究が上手くいった時の、夢中になって話してくれる、彼のいきいきとした顔が大好きだ。 でも、彼はたぶんこのままではいけない、と思っているように感じた。 彼の背負っている物の大きさを感じてしまった。 仕事において、今後、彼が何を第一に取るのかわからない。 恐らく彼も、自分の進むべき道を迷っているのだと思う。 私にはなかった人生の選択に関しての苦労が、今彼にあるのだと思うと申し訳ない気持ちで一杯になった。 結局、自分の不甲斐なさが悔しくて、夜まで何故か涙が止まらなかった。 きっと、甘えてしまったところもあったのかな。 でも、おかげで、まぶたは重くなったけれどすっきりした。 これからも、私達らしい選択をしながら生きていければいいと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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