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テーマ:お勧めの本(7373)
カテゴリ:Furniture & Goods
またかと思われそうだけれど、雨宮塔子さんが、子供を通して綴ったパリの生活風景の本。
子供グッズを通して、彼女の育児が見えてくる本というべきか。 もちろん、相変わらずエッセイも好きだったけれど、本に挙げられている子供関連グッズもツボで、遠い昔に足を運んだパリの風景まで思い出した。 旅はたくさんしてきたけれど、私はどちらかというと、パックパッカーのように世界遺産を見つつ、冒険&探検含める汚い旅(笑)が性に合っている。 またリピートしたいのは、インドやエジプト、トルコなど。 なので、自分的にパリはリピーターになるかと言えばどうかなと思うけれど、楽しい思い出はいっぱい。 当時は、まさかママになる日がくるなんてっていうくらい、遊びほうけていた頃、することも、買い物ももちろん自分中心。 美術館にもたくさん行けたし、楽しいことだらけだったけれど、何が一番楽しかったかというと、美味しいスイーツの店めぐりとパリらしいお店でのショッピング。 実際この旅は食の旅で、ル・コルドンブルーへの体験留学があり、トゥールダルジャンは行けなかったけれど有名どころのレストランでの食事、スイーツ店は制覇している。 当時はもちろん、パティスリー青木はなかったけれどね・・・。 お気に入りの章はこちら 「Sayaのケーキ」 子供のお誕生日会にはりきってしまう親の気持ちもわかるし、私もAUSにいて、海外だとなお更その傾向が強いような気がしていた。 どんなケーキをオーダーするかも悩みどころ。 そんな親の気持ちと、パティシエの父親をもつSayaちゃんの心遣いが何とも可愛い。 「Bonpoint」のワンピース ママになって初めて知った、フランス高級子供服のお店ポンポアン。 私もまわりでも人気。 10数年前の独身時代に訪れたパリで、レペットやプチバトーなど親子サイズのあるフランスならではのお店には当然自分用にと足を運んだけれど、ポンポアンは大人服がないので、当時の私は名前すら知らなかった。 今の私なら、きっとお店じゅうの品物を手に取って、限られた予算の中からどれを選ぶか何時間も悩むであろう、女の子の夢がたくさん詰まったようなお店の話。 海妊娠中から、男の子だとわかっていたのに、可愛い女の子用の服を見つけると、いつかのためにとついつい買ってしまう私なので、きっと足を運んだら最後、出られなくなりそう。 「ゆう子の手編みおくるみ」 実はこれ、とっても暖かい気持ちになり、涙がポロリと出てしまうところ。 大切な友達との距離感が素敵。 「bebe&poussette」 プセットとはベビーカーのこと。 おもちゃのベビーカーにお気に入りの人形を入れて歩く女の子の姿はAUSでもよく見かけた。 私も、女の子が産まれたら、おままごとキッチンと同様、当然、買い与えるだろうと思っていた。 子供だからと思っていては彼女たちに失礼。 ちゃんとレディとして扱うのは世界の常識だ。 正直なところ、こんな風に早くから、レディとして育っていく女の子よりも、単純・明朗な男の子代表のような海や光で良かったとホッとしている私もいる。 きっと私のジーンを受け継ぐ子なら女としてのプライドも高そうだから(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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