|
カテゴリ:Soliloquy
長い間、同じ世界にいると、外の事がわからなくなる。
いつの間にかその会社に染まり、当然だと思っていた事も、実は外では通用しない事だったりすることも。 先日、知り合いが不祥事を起こした。 仕事が出来る人だったのに、取引の形態がまずかった。 刑事告発されるのか、わからない。 でも、当の本人をよく知っていて、しかも可愛がってもらっていただけに、とても残念だった。 大きなニュースになってしまった以上、これから先の再就職も難しいだろうし、彼の家族も心配だ。 AUSでの学生時代に、よく、企業倫理・コンプライアンスについてディスカッションした。 営利のためなら、少々の事には目をつぶるか、それとも、全てに対して誠実であるべきか。 私は、ここでは書かないけれど、「野心家だね」と言われるような答えをした。 「そんな企業なら、いくら大企業でも、いつか潰れる」と同じ日本人の大手メーカー社員だった友人には反論されもした。 彼はまっすぐで正しい、理想的な意見を述べた。 私は、身内にいるのに、こんな事言うのもなんだけれど、先生(医者・弁護士・教員など)と呼ばれる世界がとても閉鎖的なコミュニティで、外では通用しない価値観がまかり通る世界だと思っていた。 それで常識的なOLになりたかったのに、いつの間にか、自分にもおかしなところが出てきていたのかもしれない。 先生と呼ばれる世界にいる夫と、社会の色々なことについて話すときも、極めて企業人的なドライな意見だねと言われることもあり・・・。 人間誰しも、野心はあると思う。 でもその野心は理性と共存すべき。 時を同じく、ほりえもんの控訴審判決も下り、そこまで(犯罪)させた野心って何だろうかと思う今日この頃。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|