Life is beautiful

海の幼稚園では毎月お誕生日会が全園児でホールにて行われている。
毎月、皆でお祝いして、先生たちが出し物をしてくれて、お誕生日の子のインタビューをするという内容。
でも、なぜか7月だけは、保護者有志によるお誕生日会主催になっている。
4月の役員会の時に、準備も練習も大変だし、こんなの誰が出るのかな～、集まらないんじゃないかと思っていて、私は蚊帳の外、参加希望のお便りがきても出さなかったんだけれど・・・。
なぜか、同じクラスのママ友が何もわからずに最初だから何でも幼稚園の行事には参加しておこうと思ってと名乗り出ていたらしい。
第一回の顔合わせ、話し合いの時には、海のクラスはこのママだけだったとか。
他のクラスは意外と、７，８月生まれの子供のママや、楽しくて毎年立候補してくる人ばかりで大人数集まっているのに、うちのクラスはたった一人だったらしい。
そこで当然、同じ年少ママグループにヘルプ依頼がきた。
仲良しのママだし、練習でなくても本番だけでいいと言われ、私は一応役員だし、ということもあり、出ることにした。
他にも、うちの学年は仲がいいので、声をかけたら出てくれる人がいて5人集まった。
年長・年中ママがいないうちのクラスもどうかと思うけれど、まあ、年少ママばかりで和気藹々できるし、楽しくやろうということで。
他のベテランママが揃う組と合同でしてもらえることになって、気も楽だったし。

でも、はっきり言って、私は、こんな子供が好きそうな踊りや劇をするなんて、苦手なタイプ。
熱くなれないし、自分を捨てきれないという、、、幼稚園の先生にもっとも向かないキャラなのに
私たちの出し物はアンパンマンのサンサン体操らしく、アンパンマンは嫌いなのに
大丈夫か、ドキンちゃん役の私（話し合いにも出てないので、勝手に役は決めていてもらった。）

答えはALLでした。
ちまちま準備や練習なんかは、ただでさえ役員の集まりなどあるから忙しいから免除されていたので出なくて良かったし、本番前の最終練習1回だけ出て、本番は朝からリハーサル出て、あとは午後からの本番のみだったし。
それが、とっても楽しかった。
踊るのって気持ちいいし、拘束時間は長かったけれど、他のクラスのママたちとも仲良くなれたし。
お遊戯会みたいに、皆で衣装揃えて、本格的に全体通しリハーサルも何回もして、とかいつの時代以来かしらというくらい、新鮮だった。
他のグループのラーメン体操も、踊ってみたかったくらい。。
さすがにこの歳でプリキュアの格好してちょっとリズムに合わずに踊るグループは痛々しかったけれど。
それでも、色々な出し物が子供たちには大受けで
私は海に、出ることを内緒にしていたので、ステージから海の反応を見るのも楽しかった。
一応、事前に、夕食後にさり気に家族皆で借りてきたDVD見ながら踊ったり、「ドキンちゃんって可愛いよね～。」なんて伏線張っておいたんだけれどね
海は、ドキンちゃんの格好して、お面から見える顔で私とわかったみたいで、ニヤニヤしていた。
同じクラスの子たちも、やっぱり、知り合いが出ると嬉しいみたいで、「○○ちゃんのママだ！」とか大騒ぎしていた。
こんなに子供たちが喜んでくれるのなら、やったかいもあったかな

練習には出ないけれど、一応、出るからには堂々とにこやかに、かっこよく踊るがポリシーなので、借りたDVDを見ながら一人で夜中にこっそり練習するのも、何やってんだかと思ったけれど、、、やっぱり間違えたりリズム感なかったり、がちがちで踊るよりも、笑って踊れるくらいの余裕は大切だなと思った。
他のグループ見てても、やっぱり、にこにこ楽しそうに上手に踊ってるママは可愛く光ってたし
声をかけてもらえなければ、絶対、絶対、自分からはこんな事しなかっただろうし、皆でこんなに楽しい体験ができなかっただろうから、ママ友には感謝している。
終わった後に、皆で、このメンバーならまた来年も出てもいいね～♪なんて話していた。

・・人間、愛する子供のためなら、何でもできるのねと感じた出来事でした