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テーマ:お勧めの本(7364)
カテゴリ:Daily life
高校生の頃、憧れたのはコピーライターという職業。
時代がわかるが、糸井重里の作品を知った時期でもある。 大きなCMを何本も手がけていた頃で、よく目にした。 あんな何文字かの言葉、単語で、人の喜怒哀楽を司る脳幹の神経核を刺激する力ってすごいなと思った。 そこに至るまでの論理性、表現する際のセンス、言葉を巧みに操る芸術家のよう。 ・・コピーライター時代の石田衣良は知らないけれど、初めて小説家としての彼の本を最近読んでみた。 実話を小説に仕立て直したという12話からなる短編集。 一つ一つの話がとても身近で、それ故、ありがちな印象を受けるけれど、不覚にも涙が出るような話だったり、心がぽっと温かくなる話だったり。 よく出来ているなと思った。 特に、タイトルのつけ方に、コピーライター出身だというセンスを感じる。 「再生」「銀のデート」「火を熾す」「東京地理試験」、好きな話。 ★おまけ★ 最近読んだ本。徹夜したくなるくらい読み進めるが、どれもエンタメ域は出なかった。 そして今のお楽しみは お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年09月08日 11時22分43秒
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