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テーマ:お勧めの本(7366)
カテゴリ:Soliloquy
前回の「かっこいい人」はどちらかというと正統派。
今回見つけたかっこいい人はこちらから 森絵都「風に舞いあがるビニールシート」 表題作がドラマ化されて読んでみたら、原作の方がやっぱりよかった。 直木賞受賞もうなずける、するどい感性が光る。 他5編も新鮮な世界の話。 今までの自分の価値観をくつがえされそうな。 人には理解されなくても、自分の守ってきた大切な何かのために懸命に生きる人々の姿がかっこいい。 中でもお気に入りは。 「鐘の音」は仏像修復師のこだわり。誰からも理解されない偏屈人の人生の転機を描き、「犬の散歩」は犬のボランティアのために水商売のバイトをし、ついには犬嫌いの義父の心を変えてしまう家族愛を描き、、、。 どちらかというと、紆余曲折あったとしても、正統派路線を歩んできた私が、こんな生き方ができるのかと問われれば、たぶん、生まれ変わってもできないかもしれないけれど、だからこそ尊敬できる生き方。 こんな風に世間を気にせず、自分の心に素直に生きる事ができたらなと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年10月02日 23時23分36秒
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