|
カテゴリ:baby
乗ったのは家族4人
原因は光・・・ 夕方頃、ちょっと鼻水で風邪の初期症状はあったものの、いたって元気。 いつも通りのスケジュールで20時半には就寝。 ところが、いつもなら朝までぐっすり眠るはずなのに、23時頃、大人のお茶タイムでくつろいでいる中、ベッドルームから光の泣き声が。。 息がゼイゼイしていて、鼻がつまって寝苦しいのかと思って抱っこしてみるとすごい熱。 熱を測ると40度くらい。初めての高熱。 とりあえず、落ち着かせようとお水を飲ませて、風邪の時にもらっていた熱さましをあげようとしたら、いきなり体が痙攣しだして、そのうち目が白黒になり、顔色が紫になり、痙攣が治まったかと思ったらそのまま体が硬直し始め、目も一点を変な角度で凝視して動かなくなった。 その間、たぶん1分弱。 でも、あまりにも、この急変にびっくりして、このまま息が止まってしまったらと思って、夫に救急車を呼んでもらった。 夫は近いから車で大学病院に乗り込もうとしていたみたいだけれど、とりあえず、救急車にのれば、酸素マスクもあるし(過呼吸も怖い)、応急処置は可能だし、と思って。 救急車到着までに、急いで海を起こして、母子手帳やら必需品を準備して、着の身着のままで(といっても、メガネからコンタクトにチェンジする余裕はあった)乗り込んで、車内で光の処置が始まった。 家を出た時点で、随分意識は戻っていたけれど、まだ呼びかけても焦点は合っていない。 救急隊員はすぐに「おそらく熱性痙攣で痙攣時間も短いし大丈夫ですよ。」と言ってくれたので、とりあえず一安心した。 やはりこの時期、急患センターも、大学病院も手いっぱいで受入拒否、待機状態が続く。 やっとOKが出た近所の大学病院に向かった。 病院到着したくらいには、光は随分回復していて、診察やら処置に、泣き叫び力いっぱい抵抗する始末 「こんな元気な子供に点滴するのは暴れて大変でした。」と言われるし よりによって、病院嫌いな光がこんな目に合おうとはね。 それにしても、病気がたいしたことなくて本当に良かった。 熱性痙攣は10人に1人の割合でなるそう。 繰り返すと良くないけれど、今のところ検査結果も異常値は見られないとのこと。 あとで、こんなことで救急車呼んで恥ずかしかったかな~と身内に聞いてみると熱性痙攣の8割は救急車で運ばれてくると。 やっぱり、熱性痙攣なんて、初めての時は知らないから、あんな状態みたら親としては呼びたくなるよね。 特に、今は新型インフルの怖さもあるし、高熱だと判断もつかなくて脳症になったらと思うと・・・ 点滴と薬の処方の後すぐに帰って、ぐっすり寝た光は翌朝にはすっかりいつもの元気な姿を見せてくれた。 あの時は、冷静だったつもりでも、心の中ではこのまま死んじゃうんじゃないかと思って、「何でこのかわい子ちゃんが私の命のかわりに光だけは助けて~」と祈ったのを思い出すと、私もすっかり母親になったんだな~と変なところで実感した。 車おたくの海は、救急車に乗れて大興奮。 「光、可哀相だったね~」と言いながらも、「救急車乗れて良かったね」と。 夫は、「救急車ってどのくらい費用かかるんだろうね」と何ともおとぼけの一言。 あの~、ここは日本ですけど 今回の騒動で(たいしたことなくても)、やっぱり私にはかけがえのない、自分の命にも代えられる家族がいる事を再確認したし、逆に、命を奪われるのが不条理な事件によってだったら、、、と思うとよくある事件だけにぞっとした。 ずっと前に読んでいた、「さまよう刃」の気持ちがよくわかる。 公開中。 そして、待機時間があったとはいえ、夫の職場環境である病院のそばに住んでいる安心感、そしてたまたま当直の小児科医が知人であった事、この恵まれた環境にいることに感謝した。 また、このような痙攣を繰り返すと、「髄膜炎」や「脳炎」の可能性が出てくるとのことで、どこから菌が入るかは色々だけれど、日本では高額な予防接種でもやはり全て受けさせておいたことで、病気から命を守ること、かかったとしても最小限に病気を抑えることの大切さを実感した一日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|