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2014年08月01日
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テーマ:お勧めの本(7363)
カテゴリ:Soliloquy
読む本がたまっていて、遅ればせながらやっと 読んだ本。



辞書編纂をテーマにする斬新さと、軽いタッチで登場人物を描くマンガちっくなユーモアがありながら、そこには常に、言葉の力を信じ、それをライフワークにしている人たちの魂が伝わってくる。

「辞書は、言葉の海を渡る舟だ」「ひとは辞書という舟に乗り、暗い海面に浮かびあがる小さな光を集める。もっともふさわしい言葉で、正確に、思いをだれかに届けるために。もし辞書がなかったら、俺たちは茫漠とした大海原をまえにたたずむほかないだろう」
「海を渡るにふさわしい舟を編む」

冒頭に出てくる、タイトルの由来部分から、その言葉の感性に引きつけられて。
面白くて、読み出したら止まらない、早く結末を知りたいから徹夜したいと、先を急ぐような読書スタイルでは、この本は味わえないから、時間をかけてゆっくり、一文一文、一語一語を噛みしめて読まなくては・・・。
というか、あっという間にこの本を読み終えるのはもったいないような気持ちにもなる本。
そして、「大渡海」の装丁についての部分から、同じ仕上げの「舟を編む」が何ともしゃれているな~と思い、ずっと手元に置いておきたくなる本にもなった。

言葉に対する感覚、感性がきらきら光っていて。
言葉ってこんなにも素敵なものなんだということをあらためて思えるような・・・。

「言葉にまつわる不安と希望を実感するからこそ、言葉がいっぱい詰まった辞書を、まじめさんは熱心に作ろうとしているんじゃないだろうか。」


こんなに、あらためて、言葉の魅力を感じ、学生時代、何気なくめくっていた辞書が言葉の宝箱だったのだと気付いた時に、たまたま、言葉にまつわる悲しい出来事を知る。

観光地のこの街で、被爆者の方がガイドをされていた時に、ある修学旅行生が投げつけた言葉。

「死に損ないのくそじじい。」

軽い気持ちで発したかもしれないその言葉で、どれだけたくさんの人の心を傷つけただろう。
被爆者のガイドの方、被爆者、そしてこの街に住む人。修学旅行や観光で訪れるたくさんの人々。
気持ち良く挨拶してくれるたくさんの修学旅行生の姿に、爽やかで清々しい印象を持っていただけに、今でもこのできごとを思うたびに涙が出る。
何度もこの出来事を考えて、そしてこの本を読んでを繰り返して。
言葉の力と無力さを感じながらも、たどりついたことはー。

「言葉の持つ力。傷つけるためではなく、だれかを守り、だれかに伝え、だれかとつながりあうための力」

言葉のチカラを、生かすのは、自分しだい。
やっぱり、私は、言葉が大好きだから、希望をもって言葉に向き合っていきたいと思う。





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Last updated  2014年08月02日 23時37分48秒
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