カテゴリ:映画
数日前、何気にラジオを聞いていたら、Cocco風の曲がかかった。
それは新曲紹介のコーナーで、「やけにCocco風味満載だなー、またこういうの歌うコ出てきたのかなー」と思ってたら、本人だった。 ええええええ?! 引退したんじゃなかったっけ?! 慌てて調べたら、ずいぶん前から復活してアルバムも出して全国ツアーもして、ドキュメンタリー映画まで作られてた。 初めて知った。ファンのつもりだったのに……。 で、ドキュメンタリー映画。2008年作。 全国ツアーの様子や、沖縄で家族と過ごす風景やら、歌のシーンも多いので、ライブビデオとしても楽しめる一作。 それが、どうしてドキュメンタリー映画というくくりで作られているかというと…、 監督がド左翼で、辺野古の海岸や、青森の六ヶ所村や、広島の原爆ドームの映像をねじ込んで、そこにCoccoを絡ませてるから。 何だろう、NHKの変な特集番組にCoccoのライブビデオ混ぜてみたみたいな。 おかげで全体に、あーあ、やっちゃった感が漂います。 Cocco本人はね、歌手になるべくしてなったというか、芸能の世界にたまにいる、“神に愛された”ってタイプの人じゃないですか。 歌わせたらピカ一、生活能力には疑問あり、みたいな。 才能だけはあふれてるんだから、周りの人間がやるべき事は、とにかく環境整えて余計なストレスかけないで創作に全力を注がせてあげなよ、本人それ以外何も出来ないんだからさ、って。 基地とか原発とか放射能処理施設とか、いらんこと考えさせちゃダメだってば。 そりゃツアー終わった後、拒食症で入院もするわ。 本人自身の頭で考えて出る言葉はね、わりとまっとうなんですよ。 「日本で歌手として勝負しようとした時に、沖縄出身を売りにしようなんて全く考えなかった」とか、 六ヶ所村の話を沖縄でした時も「沖縄の新聞は沖縄が主語だから、自分は六ヶ所村の事を、全く知らなかった。自分たちだけが被害者だなんて考えちゃいけないんだ。」とか、 宮崎駿の映画にも「最後花一輪咲かせて良かった良かったで終わりにしてんじゃねえ」とかね(笑) それがねぇ、なんか辺野古の海岸線を封鎖してる鉄条網に大量のメッセージ書いた布切れ巻き付けてみたりとか、 沖縄民謡歌って、「ウチナンチュは仕方ない仕方ないって言葉が口癖になってる」、とか、 どうしても左翼系の言説に絡めとられる行動が残念。 この映画も、そっち方面の人脈とくっついたから通った企画か、これから基地反対運動の歌姫として担ぎ上げられちゃうのか?地元民なんだから、アメリカが悪いだけじゃすまない沖縄の実情だって肌でわかってるはずだろうに、確かにジュゴンは可愛いし可哀想だが、中国が沖縄支配したら、奴ら絶対ジュゴン捕らえて喰うよ間違いない、とか いろいろ思うわけですが。 復活した彼女の歌がまた聴けるようになったのは、嬉しいです。
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最終更新日
2014年02月27日 11時02分58秒
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