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いつか全て捨てようと思って暮らしてます

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2014年02月26日
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カテゴリ:映画
メンヘラ(→精神疾患・精神障害を持つ人を指すスラング)女王のCoccoと、悪趣味大王の塚本晋也、最強にして最凶の組み合わせで誕生した鬱映画。流血多め。

ヴェネチア映画祭で最優秀賞受賞だそうです。塚本作品って、『鉄男』の時からイタリア人に熱狂的に愛されとるなー。

「母の愛」がテーマです、って言われてますけど……えーと、猫やウサギやハムスターが子供生んだ時に、あんまり人間がちょっかい出すと、親がストレス感じて子供食べちゃう事あるじゃないですか。あれです。まさにあれ。ああいう映画です。

さて、ハムスターのあの行動は、「母の愛」、なのか?

私としては、Cocco演じる琴子のメンヘラっぷりが、いろんな意味でガチリアルでした。

作中で、よく歌うし、よく踊る。バレリーナ志望だった彼女の面目躍如ですな。

彼女のほっそい身体は、元はバレエで培われたものなのかな?と、今さら思ったり。腕長いし手もキレイだし、踊る時は本当に優雅。

拒食症は後からきたのかなぁ?モデルさんが体型維持しようとして食べなくなるようなもんかな?それで思い出したけど、長野の少女誘拐監禁男が、一日一食しか与えなかったのは、成長させたくなかったからだよね。少女の体型のままにしておきたかったんだ。

Coccoの息子さんが、琴子の息子役で出演してた。

この子がまた、上手い。

ドキュメンタリー映画にもちらっと出てたなぁ。Coccoにはあまり似てない、系統の違う美形で、笑顔が可愛いの。

統合失調症の人の見る世界はこんな感じなのかー、なるほどねー、って感じ。勉強になります。

リストカットは、「身体が生きろと言っているのを聞きたい」のねー。そうかー、そうだったのかー。

幻覚・妄想と、現実の区別がつかない世界がすごくわかりやすく再現されていた。

これは辛いわ。大変だわ。日常がサバイバルだわ。

うん、安全なところに隔離されてた方が良いと思うよ。お互いのために。いやマジで。

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最終更新日  2014年02月28日 08時29分38秒
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