映画『ヒトラー最期の12日間』

2015年01月15日

カテゴリ：映画

ドイツ人が作った、反独映画。

ものすごく駄目な指導者としてのヒトラーが描かれている。

神経質で癇癪持ち、夢想家で誇大妄想狂、大国の指導者の器などそもそも無かったのにその地位に就き、国民を破滅に導いた男、という描かれ方。

従う部下は、酒かっくらって現実から目を背けようとする卑怯ものか、ナチの狂信者。

「総統とナチの無い世界で生きていても仕方ない」と子供道連れに自殺。

もう、どこを向いても馬鹿しかいないって状況。

ニコニコ動画でひと頃大流行りした「総統閣下シリーズ」の元映像がこれです。

見たことある人いないかな？部下相手にヒトラーが超キレて怒鳴りちらしてる場面に、本来の字幕とは全く違うものをかぶせて、面白おかしく作ったパロディ。

監督自身、世界中から送られてくるこれらのパロディ映像を見て大笑いしてたらしい。とことん馬鹿にする気で作った映画だってのがわかるエピソードですな。

こんな映画が、2004年にドイツで作られたというのが一番の問題な気がする。

ヒトラー擁護する義理は無いですが、少し前の日本人による反日言説と、同じ匂いを感じますよ。

ドイツは特に、日本と違って実際にやらかしちゃってる部分もあるからうかつに評価出来ないのも良くわかりますが、だからってこりゃひどい。

ヒトラーが「ことがすんだら油田獲得に動こう」と言ってるのが痛々しかった。

日本も、石油を止められて開戦に向かった。

エネルギー問題ってのは、国防に直結するんだね。

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最終更新日 2015年01月16日 09時57分01秒

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