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いつか全て捨てようと思って暮らしてます

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2017年01月13日
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カテゴリ:皇室
毎年楽しみに見ています。宮中行事がTV中継とかありがたいなあ。

今年のお題は「野」でした。

この行事には皇族の方だけじゃなく旧華族の方々も唱和係として出席しています。五摂家筆頭の近衛家の方とかね。

和歌って詠まれた瞬間から作者を離れて物語を紡ぎだすから面白い。

高校生の歌「野原ならまつすぐはしつてゆけるのに満員電車で見つけた背中」で作者は友達の事を詠んでいても出来た歌を見た人は恋人と思ってその歌を鑑賞するかもしれないしそれも正しいわけで。

皇族中で一番の歌人は皇后陛下。他の方とは格が違う。
「土筆(つくし)摘み野蒜(のびる)を引きてさながらに野にあるごとくここに住み来(こ)し」

東宮妃はいつも内親王とのふれあいを歌に詠む。

今年ちょっとドキドキしたのは秋篠宮親王の歌。
「山腹(さんぷく)の野に放たれし野鶏(やけい)らは新たな暮らしを求め飛び行く」

鶏は夜明けを告げる鳥。天照大御神を岩戸籠りから呼び戻した常世長鳴鳥(とこよのながなきどり)。皇室の鳥。

東宮様の歌「岩かげにしたたり落つる山の水大河となりて野を流れゆく」

なんか…御自身の即位こそが民意だ!って感じ?ですか?ふううん。

一般公募で届いた二万余りの和歌の全てに両陛下は目を御通しになるそうです。落選歌も全て。すごいですよね。


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最終更新日  2017年01月29日 16時11分00秒
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