カテゴリ:映画
主演はジョージクルーニーです。久しぶりに観たけどやっぱりかっこいなあ。
アメリカ全土を出張しまくってマイレージを貯めるのを生き甲斐にしているビジネスマンの物語。 バリバリ働く姿がなんだかバブル時代のサラリーマンを彷彿とさせます。『右曲がりのダンディー』的な。 登場人物全員ナチュラルクズしかいなくて、アメリカの未来が勝手に心配になります。 結婚式当日になって怖じ気づく新郎、 「テレビ電話でリストラ通告すれば経費を85パーセント減らせます!」とドヤ顔しておいて彼氏にメールで別れを告げられて出張先で号泣するゆとりちゃん。 会社の経費で貯めたマイレージで終身会員の称号を得ようと必死になるビジネスマン。 大丈夫か?アメリカ? ああそうそう、主人公の仕事は“リストラ通告人”です。 言いにくい事を他人に金で丸投げするアメリカ、ぱないっす。 リストラ言われたアメリカ人が 「俺は三十年この会社に尽くしてきたんだ!」とか 「妻や子どもになんて言えば」とか 「明日、朝起きたら一体何をすれば」とか言ってて “ああなんだアメリカ人もちゃんと社畜な人生歩んでるんだー”と思ってほっとしました。 一気に親近感わいたわー。 最後仕事のやりがいも愛も無くして一応の人生の目的も達成し何も無くなった主人公は、自分の分身のようなバックパックを手放して呆然と空港の行き先掲示板を見上げます。そこでエンドロール。 まるで村上春樹の小説のラストのような茫漠たる不安感に包まれます。 安易なハッピーエンドにしないのは良かったけど、こういう投げっぱなしなぶっちゃけ、あんまり見たくなかったなあ。救いが全く見出せません。 大丈夫なのか?アメリカ? 男も女もかっこつけてた時代が懐かしいなあ。映画でしか知らないけど。
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最終更新日
2017年11月23日 12時19分26秒
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