カテゴリ:マンガ
毒親に育てられて大変だった人のコミックエッセイ…なんですがなんかするーっと読めてしまってイマイチ面白くありませんでした。ごめんなさい。
いやこのテの本の読みどころって、毒親育ちが歪んだ自分を自覚してマトモな人間に自分を育て直すいわば再生のところがキモなわけじゃないです? そこ一番もり上がるとこやろ? それを”何かいろいろありまして”とかいってスルーっと省かれたら超肩すかしじゃないですかぁ。 これなら同じテーマの『キレる私をやめたい』とか『虐待父がようやく死んだ』とかの方がはるかに読み応えもあって面白かったなーとか思ってしまう。 てか自分が親になってこのテの本を読むと、もう子どもの視点だけじゃ読めない、自分が子どもにとっての毒親になってないかとビクビクします。いやもともとそんな良い親だとは思ってないけどさ、せめてできるだけ良き親であろうと日々これでも努力はしてるんだけど子どもから見たら全然ダメなのかも~とか、自分が親にされてイヤだったことはしてないつもりでいるけどそれ以外の部分でヤバい事やってるんじゃないかとかそれ言ったら自分の親だってたぶん良い親のつもりで私を育ててきたに違いないはずなんだけど私ちいさいころ「お父さんとお母さんどっちが好き?」とか何度も聞かれるのイヤだったし「お前は将来親の面倒をみるんだから結婚は婿取りだし長男と結婚はできない」って言われ続けたのもイヤだったし変な新興宗教ハシゴするのもわけわかんなかったし母の浮気相手に股間触られたの今でも覚えてるしとにかく「コンマ1秒の計算ミスがこの子のメモリに傷を付けちまうヘイトなゲームだよ(ファティマ・パルテノ)」って感じでなんかぐるぐるします。 坂口安吾の小説に『夜長姫と耳男』という名作がありますよね。作者さんの名前を見てふと思い出しました(それだけ)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年10月04日 19時00分08秒
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