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カテゴリ:教育
たった今、電話連絡があった。
うちの予備校コースの塾生からの電話だ。自宅から。 今日12日の4時に産業医科大学の推薦合格の発表があった。 全国からたった20名しか受からないこの大学の推薦入試で見事に合格できた。 「先生、うっ、うっ、…、うっ、…、受かっていました。…、う、う、う…(涙)」 ぼろぼろと泣いている声での報告だった。 「どうして泣いているの?素のままで受ければ大丈夫だって言ったじゃないか」 「あの、本当に、落ちていると思って、それで、…うっ、う、…(涙)」 実は今日の4時に産業医科大学のホームページで発表だったので一緒に見る約束をしていた。 でも、私がとある私立高校に午後の1時30分からコンサルティングに行っている間に塾から帰ってしまっていたのだ。 あれ、いないなと思って担当のスタッフに聞くと、 「おなかが痛いということでお昼御飯を食べた後に早退しました」とのことだった。 あ~あ、一緒に合格の瞬間を塾長室で味わうチャンスが! 約束していたのに…。 まあ、いいか。合格すれば。 これであの子も来年から医学部生だ。良かった、良かった。 「先生、お母さんに替わります」 「はい、はい」 「あの、先生ですか?本当にお世話になりました。ご指導のおかげで合格できました」 「本当におめでとうございます」 この瞬間のために仕事をしている。 いや、この瞬間のために生きているのかもしれない。 塾の先生なら誰だってそう思うんじゃないかと思う。 そう、塾も予備校も、受験生が最後に合格して初めて評価される。 不合格なら評価はされない。厳しい仕事、それが塾の先生だ。 ところで、推薦に合格できた秘訣は…。 これこそ北斗塾の「企業秘密」ですかね。公表できません!(笑) 内容は公表できなくても結果が出れば何とでも言えるから。(笑) 合格した彼女はとても素直で真面目な努力家で明るい塾生だ。 彼女のいいところをきちんと評価してもらえたのだと思う。 どこかの予備校がよくやる作為的な面接の訓練をいくらやっても、それではだめ。 彼女は素直に私の「面接用のアドバイス」に従った。 そしてそれを本番で実行できた。運も良かったんだろう。 やはり「素直さ」が一番だったということに尽きるかな。 「○○ちゃんが産業医科大学に合格したんだよ!」 そう私が塾生(予備校生)全員に教えてあげたときに嬉しそうな表情の生徒もいれば、うらやましそうな生徒の表情も何人か見えた。 みんな共通の目標である「合格」に向けて努力している。 心配はいらない。次はこの子たちの番だから。 素直に実行してきた塾生には必ず「運」も味方するのだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.12.12 16:44:56
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