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嫌本のバンプ・バンパー・バンピング!

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2006年10月21日
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カテゴリ:country life
                       
 あたりを見回したとき、自分の目を疑った。
「な、な、な・・・」


「なんなんだここはー!!」




                    ~country life~



【数日前】

本日全ての授業が終了し、もう少しで家に帰れる
今日も何の変哲も無い一日だった。だがそれがいいのかもしれない。多分だが

「平和だ・・・」
仲居 誠はそう小さくつぶやき窓越しに空を見ていた。
空には倦層雲が漂っている。
これから誠に何が起こるのかも知らずにゆっくりと北西に流れていく

いつも通り、都会の空気の中家まで一直線に帰っていく。
数十分で家のすぐ側まで着いた。
東京の高校に入学して早1ヶ月。中学生の頃思い描いていたビジョンとは全く縁が無いことに気付き、早くも飽きが来ていた。
部屋に戻り、半袖のTシャツに着替えていると母から電話がかかってきた
誠 「なんだ?」
少し、嫌な予感をよぎらせ。携帯の通話ボタンを押す。
誠 「もしもし、どうし」
誠の声は母の慌てた声で遮られた
誠の母 「大変よ!お父さんが!!」
誠 「え・・・?」

父が倒れたらしい。誠は急いで母に言われた病院へと向かった。
息を切らしながら父のいる室内に入ると父は寝ていた
誠は一刻を争うような病状だと勘違いをした自分を呪った。

医者によると都会での生活と過労によるストレスらしい

医者「命に別状はありませんが、もしこのまま都会にいたらまた倒れるでしょう。一度、都会を離れてみてはどうですか?」
つまり都会でのストレスを癒すために田舎に住んでみろということだ

<家>
誠 「田舎ねぇ、別にいいんじゃない?」
母 「でも、大丈夫?学校も入学したばっかりなのに・・・」
誠 「気にしなくっていいって。住めば何とかさ」
誠は田舎へ引っ越すことを軽く承諾した。おそらく誠は都会の街しか知らないからであろう

数日後、母と退院した父とともに都会を去った
飛行機をおり、電車に乗った。誠は電車に揺られながらいつの間にか眠りについていた
母「ほら、着いたわよ」
どうやら到着したらしい。誠はぼやけた眼をこすりながら電車を降りた。

そしてあたりを見回したとき、自分の目を疑った。
視界にあるのは田んぼ、畑、山、そしてわずかなコンクリートだった
誠 「な・・・!」
 絶句。今の状況はこの2文字で十分だった。
誠 「コンビニがねぇっ、自販機すらねぇっ」
いくら眼をこすってもコンビニどころが自販機すら出てこない
誠 「な、な、な・・・・」



誠 「 な ん な ん だ ! こ こ は ー ! ! ! 」

母 「何言ってるの。この後バス乗ってそのあと歩くのよ。喜びなさいっ海も山もあるわよっ!」
誠 「ッー!!!!」
誠 (ここは日本か!?ジブリじゃねぇか!!これが田舎っ)
ビルに囲まれた大都会しか知らない誠は異世界に放り込まれたような気分だった。
意気揚々とバス停まで歩いていく父と母を尻目に誠は一人空を見て呆然としている。
都会よりも濃い青の空には倦層雲が何事も無いかのように漂っていた。


第一話 何かの始まり end





はいどうも嫌本ですっ
なかなかいい滑り出しかなみたいな手ごたえは少なからず感じていますよ
トントン拍子に話が進みすぎてるのは仕様です
そりゃそうだよ、書きながら話考えてんだもん。イヤホニズムだね

なんかネタないから現時点での登場人物(まだ全然出てきてないけど)

仲居 誠・・・この物語の主人公的存在の人。全ての話がこの人を中心に動いていくと思ったら大間違いですよ。

仲居 恭子・・・誠の母。ポジティブシンキング。腕相撲は仲居家でトップ。ちなみに話には滅多に出てこないと思われる。

仲居 正広・・・某アイドル歌手と同姓同名。そのため上司からも部下からも絶大的人気を誇っていると本人は言うが定かではない。意外に病弱。仲居家での権力は最下位。ちなみに話には滅多に出てこないと思われる。

こんなもん。まぁ第1話っていうかプロローグっぽかったね
ではさいなら





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Last updated  2006年10月22日 11時02分46秒
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