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「たゆまざる 歩み恐ろし カタツムリ」 北村西望 (彫刻家/文化勲章受章、文化功労者顕彰、紺綬褒章受章) 長崎の平和祈念像を制作した彫刻家、北村西望(せいぼう)さんの 句が胸に突き刺さる・・・。 百歳を超えて尚、制作意欲は衰えるどころか、益々意欲を発揮し、 百二歳の天寿を全うするまで、仕事に没頭したと聞く。 彼曰く、 ・・・「自分は、何とも不器用で、作品を創るのに、人の何倍も時間が かかる。 だから、いい仕事をするには、長生きするしかないのだ」が、 口癖だったそうである。 実は、平和祈念像を創ったときも、四年という月日を要したというが、 それも完成に近づいたある日、彼は「生涯の師」と出会った、という。 ある日、仕事を終え、帰り支度をしていたとき、像の足元にカタツムリが いるのに気付いた。 翌朝、仕事にとりかかろうとすると、像の下から上へと一本の筋が、まるで 銀の糸のように朝日にキラキラと美しく輝いていた。 果たして、その先には、あのカタツムリが居たのである。 高さ九メートル以上もある像の上まで、一晩かけて登っていたことに、彼は 心底感動し、冒頭の句を詠んだのだそうである。 この小さなカタツムリの持続力に驚嘆して以来、彼は小さなカタツムリを 「生涯の師」とし、仕事に情熱を燃やし続けたのだという。 偉大な彫刻家が、小さなカタツムリの<生きざま>に心を揺り動かされ、 天寿を全うするまで、道具を離さなかったという、その一途さも又、 何とも 美しいではないか。 小さなこと、些細、細やかなことをコツコツとひたすら「続けて」いく。 それは、簡単に出来そうで、なかなか出来ないことなのである。 さて、我が身を省みるに、それは何とも恥ずかしい限りではないか・・・。 「一つひとつ、些細なこと、細やかなことを誠実に実行し、続けていく。」 書けば、簡単なのに、現実は時間に追われ、後回しにしたり、出来なかった、と 言い訳する不甲斐ない自分が居る。 今年こそは、「ごく当たり前」の「些細、細やかなこと」を、丁寧に 誠実にしていこうとそっと心に誓う。 カタツムリの話しのように、周りには「師」がたくさん居るのである。 そう、寒風吹き抜く路傍に凛と咲く、小さき花たちにも教えられつつ・・・。 ヽ(^▽^)人(^▽^)人(^▽^)人(^▽^) ご無沙汰しております! ・・・って、気がつけば、ほぼ一年も更新していませんでしたーーー。 オイラは元気ですっ! 家族が「うっかり 開業」して、早や一年。 串揚げとおばんざいのお店、路地裏横丁で、なんとか元気に やってます。 日々、オイラ自身の仕事、受講、そしてオイラも少しずつ 「講演」もしていて、毎日しっちゃかめっちゃかの日々を過ごしております。 新しい一年、今年こそ 少しずつ「復帰」していきますので、 どうぞ 宜しく御願いします。 急に寒くなってきましたねぇ~。流石に、オイラも重ね着で踏ん張っております。 写真は、今週末に予定されている「我が人生の師」の講演会で、演壇に飾る お花を、と依頼されて試作してみたものです。 ・・・扇に和紙を貼って、アレンジしてみました。 さーて、今夜も「蟻・家」の女将修行、頑張るどー。 皆さま、今日は何とも肌寒い一日、風邪などひかなよう、ご自愛ください。 ぢゃ、また! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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