ひろしま映像展2007上映会の感想があまりにもストレート過ぎたので、反省と自戒を込めての今日の日記
(注 映像展の趣旨を批判するものではないのでお断りを入れておきます)
基本的にドンパチは嫌いじゃないです。
エロエロモードの展開も嫌いじゃないです。(もちろんAVも)
サスペンスのストーリーは、嫌いじゃないです。
サイケデリックな映像も観たりします。
サロンシネマとシネツインで映画を数多く観ていると
いつの間にか、心にやさしい映画を好むようになりました。
先日広島市西区横川 山小屋シアターにて
監督・主演酒瀬川さん舞台挨拶
ひろしま映像展2007受賞作品上映会 「バーバーライノ」鑑賞。
主演 酒瀬川真世さんのブログ
出演者稲原さんのブログ
くしくもこの2週間前に
C.T.T. Selection in HIROSHIMA (シー・ティー・ティー セレクション イン 広島)
2007年4月28日(土)13:30開演/18:30開演 4月29日(日)13:30開演
の公演を同じ山小屋シアターで観劇しているためか、思考の範囲が狭くなったようです。
このミニ劇団の芝居鑑賞中に、まず頭に浮かんだ映画それは
父と暮らせば(主演 宮沢りえ、原田芳雄 原作井上ひさし)
この映画はもちろんサロンシネマ。映画は、二人芝居によって構成されているもの。
題材が「原爆」だから、「ヒロシマ」だから といったことではなく。
そこに描かれているのは、
父への想い。 娘への想い。
「ひろしま」という単語をそのまま地名として以上に認識してしまっている自分にとって
それは平和都市とか聖地とか原爆とかでだけなく、世界共通語の一つとして、人と人が忘れてはいけないモノがその単語の中に凝縮していかなければいけない、何かがあるように思えます。
人と人。家族と自分。世間と自分。
ヒロシマを今度はどこまで広島かと言われると、難しく。
わしら呉じゃけぇ。わしら三次じゃけぇ。わしら福山じゃけぇ。
そういう人たちもいる事でしょう。 それもそうです。当たり前。
でも、わしらは広島じゃけぇという人が大多数。
町中に喧騒が鳴り響き、争いは絶えなく、暴力的な人たちも見受けられ、
セックスもするし、ゲイもいるし、不倫もし、人をだまし、人を傷つけ、
人を時には殺める輩も出没する日常のこととして、これも現実。
なんら日本中世界中の都市と代わり映えもせず、遜色のないくらいにブラックなのも確か。
ただ一つ言えるのは、もう「ヒロシマ」「hiroshima」「広島」は世界語になってしまっていること。
じゃあ映画と広島を並べるとそこに、愛と勇気を観たがってるし、欲しがっている事。
いやぁ全くの綺麗事です。間違いなく奇麗事です。
でもそんな キレイゴト を大事にする街が、人が
あってもいいんじゃないか。 でも、そこまで言ったり考えすぎたりするのは、
自分が一番汚れているから?
そんな中「バーバーライノ」は、間違いなく愛と勇気 がスクリーンに広がっている。
(一度は削除した最後の一行だけど、スリピさんのコメントいただいたので やっぱ復活)