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放課後の話題は、秘密基地の話ばかりだった。
○○君が学校のそばの山に、秘密基地を作っていると言うので みんなで、「スパイ手帳」を持って行くことにした。 家と家の間をすり抜け山に上がっていく道は、うっそうとしていて、 どこに連れて行かれるんだろうかという不安と、 どんな秘密基地なのか、わくわくしている気持ちが 半々だった。 里道をどんどん歩くと右手にいつもいる青崎小学校が見えた。 そうしていると、先頭が立ち止まった。 「秘密基地じゃ~~~」 木の根もとの穴の開いたところに、錆びたトタン板を 多いかぶせ、今で言うホームレスの家かも?? 知れないような「秘密基地だった」 中を恐る恐るみんなで覗き込む。 中には漫画雑誌と敷物に使った新聞紙くらい。 そんな秘密基地。 半年くらい経ってだろうか? 大事件がおきた、その山で工事が始まったのだ。 その時はよく判らなかったのだけども 住宅団地の造成で、いつの間にか秘密基地は 無くなった。 あの時に秘密基地に向かったメンバーの顔をよく覚えていないけれども、 里道を歩きながら見えた、景色。 青崎小学校や 東洋工業の工場の建物、大きな道や、普段住んでいる町並み。 いつも暮らしている町並みを 上から見下ろして、なんだか新鮮だったのはよく覚えている。 でも、親の転勤でその後転校してしまうことになり、 大事な友達と離れ離れは、とても嫌で、 親に泣いて「転向したくない」って毎日言ってた覚えがある。 秘密基地は無くなりそのときの友達も、もう忘れてしまう自分 いつの時代でも別れは 悲しい。 ビックコミックスピリッツ 20世紀少年ギャラリーより ←ぷちっと押してd('-^o)☆ほっこり優しい 昔の青崎の町並み☆(o^-')b お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 21, 2007 11:06:26 AM
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