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ひーりんぐらいふ

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御乳守（みむねまもり）

ポストにレターパックが入っていました。差出人名は、他の郵便物とこすれたのか剝がれていて読み取れません。あて名は間違いなく私。妹の筆跡の気がするのでおそるおそる開けてみました。大きめのふわふわした封筒がひとつ。封筒の中には、「御乳守」と書かれたお札？それとも大きなお守り？お守りとして持ち歩くには大きすぎるし、お札として一人暮らしのワンルームに飾るにもどこに？？？と、思案した後、ネットで「御乳守」を検索したところ、更に中にお守りが入っているとのこと。開けてビックリ！なんとハート形のブラパットのお守りでした。四天王寺さんの布袋堂は、昔々そのむかし、創建当初は聖徳太子の乳母さんが住まわれていたと伝わり、その場所に建てられているという由縁で、ここの布袋尊も「乳布袋尊」と呼ばれ、女性の胸に関する悩みを聞いて下さると人気がある仏様だそうで、お守りには胸に関するするお願い事のご祈祷が施されているそうです。四天王寺さんといえば、30年以上も前に高齢だった祖母が行きたいというので、一緒にお参りしたきり、行ったことがなかったけれど、こんな形で繋がって救ってもらう日が来るのですね。妹よ、ありがとう。大事に使わせてもらいます。

2024年09月19日

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乳がん手術までの番外編　その２相談

確定診断から２週間ほど何も手につかず、シャッターをおろし、なかったことにして過ごしていました。２週間経ってようやく動き出しました。〇がん相談支援センター病院内のガン相談支援センターに電話して看護師さんと相談予約をとりました。心配ごとを一つ一つ確認。・再建について…インプラントしか実施していないので、自家組織希望は転院の必要。・見た目の変化への対応…アピアランス外来あり・更年期と薬のバランス…薬が合わない場合、変更もありえる・別の病気などで薬を飲む場合…外来のタイミングで報告・術後の下着…縫い目のないワイヤーなしブラ・術後の治療期間…放射線治療になれば１か月は毎日通院になる。５～７年のホルモン治療、10年の経過観察・家族への報告、身元引受人…家族には内緒にできない。身元引受人は必須。　などなど。。。〇患者会病院内の乳がん患者会へ参加。私以外の参加者はかなり前に経験されたサバイバー。参加者の皆さんは、なんというか慈愛に満ちていて、聞きたかったことを何でも教えてくれました。・職場復帰のタイミング・抗がん剤の副作用と副作用からの回復時期・治療中の髪型、ヘアサロン・術後の体調の変化・術後の下着の選び方・再建のタイミング・術後の生活・温泉旅行　などなど。。。〇家族ガン相談支援センターへの相談と患者会出席を経て、乳がん治療への自分の気持ちが固まってから、身元引受人をお願いしました（乳がん発覚から約１か月後）。

2024年09月17日

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乳がん手術までの番外編　その１検査

２回にわけて様々な検査を受けました。手術前１か月以内に受ける必要があるとのことで、手術日から遡って日程調整されていたようです。いろんな同意書にサインしましたよ。診断から約半月後・採血・採尿・MRI（胸の中でのがんの広がり確認）・骨シンチ（骨への転移の確認）更に１週間後・口腔外科による口内の検査・ＣＴ（全身への転移の確認）最初の外来は、とてつもなく時間がかかりましたが、検査はむしろ前倒しで調整して下さり、予定より早めに終わりましたよ。

2024年09月17日

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乳がん手術　入院グッズたち

〇入院のため買ったものハンガー２種S字フックストロー付きキャップ(結果的に普通のストローで足りたので使わず)ふりかけ前あきブラ(ユニクロとGUNZEで購入)テープつきオムツ１枚(病院のコンビニで指定されたものを購入)〇持っていったのに不要だったものステンレスボトル、紙コップ(給湯器やポットがなかった)食器洗い洗剤、スポンジ、フキン(洗うものがなかった)延長コード(ベット近くににコンセントがあった)〇必要だったもの(４泊５日入院)マスク前開きパジャマ３セット前開きブラ2枚、その他下着薄手のタオル４枚ストロー、ペットボトルの水、お茶割り箸(食事回数分)、使い捨てスプーンふりかけバックホルダー、S字フックティッシュ、ウエットティッシュシャンプー、コンディショナー、ボディーソープ鏡、ブラシ、髪止めゴムスキンケア用品(リップ、拭き取り化粧水、ハンドクリーム他)ボティシートクリアファイルスマホ充電器手提げ袋ハンガー類本、イヤホン(テレビ用)現金(テレビカード、移動コンビニ用)

2024年09月17日

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入院４日目、５日目（乳がん手術の翌々日と更にその翌日）

入院４日目やはり、あまり眠れず夜中に何度も目覚め、今朝も朝日が昇るのを見た。看護師さんが、患者の一人一人に気さくに声をかけてくれる。ここの看護師さんはみんなプロフェッショナルで優しい。お風呂に２日入っていないので小まめにボディシートで体をふくけど、拭いたときはさっぱりしてもやはり気持ち悪い。昼過ぎ、口腔外科に呼ばれ手術後の口腔内の確認。その後、病室で看護師さんから退院後の説明を受ける。ネット情報だと傷に半年くらいテープを貼ると綺麗に治るとか書いてたので聞いてみたが、皆さんそのままとのこと。次回の外来予約日も決まった（手術で摘出した組織の病理検査結果が出るのが４週間後ということで、その頃。検査結果により改めて今後の治療方針が決まるらしい。）。そして２日ぶりのシャワーの許可。サッパリ。頭を洗ったり、髪をうまく乾かせるか心配していたけど手術した側の手も問題なく使えた。入院５日目（退院日）やはり眠れなかった。昨日までと違うのは、お天気が悪くて朝日が見れなかったこと。傷の痛みは薬なしで耐えられる程度。手術前に痛め止めを処方して下さったけど一度も飲まなかった。今朝の朝ごはんは、入院してから食べた食事の中で一番温かいお味噌汁でほっとした。荷造りしながらも、お天気がイマイチなので、スマホで何度も雨雲レーダーを確認してしまう。看護師さんが来てくれてようやく退院。「ご家族が迎えに来られるのですか？」と笑顔で悪気なく聞かれて、「一人でJRで帰ります。」と返す。ちょっと気まずい空気が流れた。こういう時、本当のことを伝えただけなのに、なぜか申し訳ない気持ちになる。外に出たら、今にも降りそうながらも雨はなんとかもってくれ、無事に帰宅。家、サイコー。ちなみに診療明細書によると今回の手術は「乳腺悪性腫瘍手術乳房部分切除術・乳癌センチネルリンパ節生検」とのことです。読んだ本⇒「嫌われる勇気」

2024年09月17日

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入院３日目（乳がん手術の翌日）

早朝手術した箇所のジリジリした痛みと、点滴、足のポンプなどが繋がれていて寝返りもままならない。ほとんど眠れず。。。今朝も朝日が昇るのを見た。いろいろ繋がれたままで、朝ごはん。ベッドから離れられないので、お箸は看護師さんにお願いして荷物から取り出していてだいた（お箸はついていないのです。）。看護師さんが来てくれて、ようやくいろいろな装着を外して解放された。まだシャワーはダメなので体も拭いてくれた。今時は布タオルじゃなく、厚手の使い捨ての紙タオルなのですね。知らなかった。新しいパジャマと下着に着替えて、スッキリ。起き上がり、自力でトイレに行き、歯磨きもしたところで、回診があった。順調に回復しているとのこと。早く帰りたいな。今日読んだ本⇒三浦しをん「まほろ駅前狂想曲」

2024年09月17日

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入院２日目（乳がん手術当日）

４時半、浅い眠りから目覚め。今日はとうとう手術です。病室からの朝日が綺麗。。。５時半、看護師さんが様子を見に来てくれバイタルチェック。朝はコーヒーを飲みたいけれど、看護師さんにきくと、手術前なので、水かお茶しかダメとのこと。７時、病院内のコンビニへ。麦茶を購入。持参していたジャスミンティー500ｍｌと麦茶600ｍｌを飲むも、お通じなし。８時半頃、乳腺外科の先生方が回診。9時、今から手術終了後４時間経過するまで口からの水分はお預け。ただただそわそわする時間。11時15分、手術予定時間になるけれど、手術室からの呼びはまだ。11時半、看護師さんが呼びに来てくれる。トイレに行き、マウスピースをつけて、手術室へ。入口近くで、シャワーキャップのようなの装着。手術室にて、何度か本人確認があり、上半身を脱ぎタオルをかけて手術台へ。血圧計、パルスオキシメーターなどあっという間に看護師さんが手際よくあれこれ装着。麻酔を入れるラインを右手首へ。麻酔科医の先生から、麻酔をいれる時、声をかけるけどすぐ意識がなくなること、手術が終るとここで目覚めるけど、喉に管が入っていて痛いことなどの説明を受けてから、麻酔が入り意識を失う。多分14時頃、麻酔科医の先生の「終わりましたよ。」という声で目覚め、うっすらの意識の中、ベッドのまま病室へ移動。病室で点滴やら、いろいろ装着。看護師さんが気遣ってスマホを出してベッド脇へおいてくれる。今のところ思ったより傷も我慢できる程度の痛み。吐き気もない。15時20分、少し意識が安定してきたので家族へメールで連絡。16時半、乳腺外科の先生方が回診。無事に終ったことと、今のところリンパ節へ転移はないとのこと。18時、酸素マスクを外し、抗生物質の点滴も外し、ベッドを起こしてもらい、お水を飲めた。18時40分、顔を拭くお手拭きをもらい、サッパリ。今日読んだ本⇒池井戸潤「鉄の骨」

2024年09月17日

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入院初日（乳がん手術前日）

４時、起床。ほとんど眠れず。５時、シャワーを浴びてから、荷造りの最終段階。８時、帰宅した時の気持ちなどを想像しながら、水回りの掃除、洗濯で気を紛らわす。10時、出発。トランクが思ったより重い。手術したら重いものは持てないとどっかに書いてあったけど持って帰れるかな。病院へはJR。いつも使ってるのに、構内のエレベーターを使うのは初めてで場所がわからずうろうろしてしまう。10時20分、病院の入退院室へ。番号札を貰い順番待ち。私だけではなく毎日たくさんの人が入院していることを改めて感じる。暫くして番号で呼ばれ、入院手続き。10時30分、病棟の看護師さんがお迎えに来てくれて、病室へ。担当の看護師を呼ぶから待っているように説明を受ける。４人部屋は思いのほか広く、収納スペースも充分。しかも冷蔵庫つき(前に入院した病院は病室に冷蔵庫はなかった。)。先約はお一人で、どうやら術後の様子。カーテンを閉め切っていて挨拶しそびれる。暫くすると担当の看護師さんが来て、ご挨拶と今日の予定を説明してもらう。乳腺外科だけでなく、口腔外科、麻酔科、放射線科は注射と撮影の2回と大忙し。同じ病気の方と情報交換出来ればと思っていたのに、乳腺外科の病室はいっぱいで、離れた外科の病室に入ったので、同室者がどんな病気の方かわからず、話しかけるのはためらわれ諦めた。荷物を整理していると、さっそく麻酔科から呼び出し。先生と看護師さんから手術の説明を受ける。11時半、口腔外科から呼び出し。歯のお掃除と術中使うマウスピースを受け取り。全身麻酔をするので口内の汚れがあると、万が一肺に入ると大ごとになるらしい。また、前歯が若干グラグラするので手術中、口からのどに管を入れる際に前歯を傷つけないように事前に型を取っていたマウスピースをつけることになっている。12時、部屋に戻るとテーブルに昼食が置いてある。看護師さんが様子を見に来てくれて温め直してくれた。初ご飯はカレー蕎麦。13時前病院から指示があったたテープつきオムツを病院内のコンビニで購入してから、放射線科へ。胸の２か所にわけてアイトソープ注射。これがこれまで経験したことないほど、めちゃめちゃ痛い。14時頃、乳腺外科から呼び出し。先生がエコーしながら手術箇所のマーキング。左腕にも「ひだり」とマーカーで印。16時20分、再び放射線科へ。５分×３方向撮影してセンチネルリンパ節を確認してもらう。17時、ようやく本日全ての診察・検査が終わりシャワー室へ。ドライヤーを借りたところ、パナソニックのイオニティでなんだか嬉しい。17時半、夕飯。21時、消灯。今日読んだ本⇒「はじめてでも絶対わかる麻雀」この機会に認知症予防？のため、覚えようと思って図書館で借りてきたけれど、早くも挫折して読破できず。。。

2024年09月17日

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