癒しのおっぱいちゃん

その時　わずか１５～１６才頃のわたくし









田舎育ちで　兎に角　素朴だった









（今もですが・・・）








って言っても・・・








知らないでしょうけど・・・








あの日の夕方　部活の合宿で

先輩マネージャー＆合宿所のオバチャンと共に

夕飯の支度をしていた









配達された中に注文したはずの豆腐がなく

下っ端のわたくしが　豆腐屋へと急いだ










途中　一台の派手な車が停まっていた







車から顔を出し　声を掛けてきた

相手は見知らぬ男性






もう覚えていないが　若かった様に思う






男　「あの～　乙πさんですか？」










（変な人に気を付けるんﾀﾞﾖ・・・ｂｙ　オカン）










乙π　「へっ！？・・・そうですけど」










（んでも　何で名前知っとるん？）









男　「寅子さん・・・知ってるよね」









（知ってるフリにも気を付けるんﾀﾞﾖ・・・ｂｙ　ばぁちゃん）









乙π　「はい・・・知ってますｹﾄﾞ・・・」









（寅子？確かに寅子は　同学年・・・でも寅子がどうした？）









（まっまさか　何か事故とか事件とかあったのか？）











（日頃から　そそっかしく　ドン臭っぽいからな・・・）











（よう知らんけど・・・）










男　「ｺｺで待ってる事になってたんだけど」












乙π　「はぁ～!?」










男　「あっ！　彼女から聞いてなかった？」









乙π　「・・・・」









（何をじゃぁ　何を聞いてると言うのじゃ・・・）













男　「おっかしいなぁ・・・」













（オカシイのはお前じゃ！）












乙π　「あんの～　急ぐので・・・」









男　「え～！？」









何せ　わたくしは豆腐を買わなければならぬ身の上

訳わからん奴にかまっておれんかった











（癒乃乙πは　真面目な生徒で知られている・・・・ﾊｽﾞ）











（って　自分では思うてた・・・）










豆腐屋に向かおうとして・・・

ポツンと佇む人に気が付いた








あっ！！　もしかして・・・









全ての謎は解けたゼ！








（ｂｙ　コナン君）








わたくしと同じ名前の女子生徒だった









同じ中学から別校に入った生徒

大人っぽい格好をしていた








化粧までしている感じ・・・

自分が増して子供っぽく思えた









（少女から大人の女性への脱皮を目指していたﾉﾃﾞ・・・
ｂｙ　少女Ａ）











（なのに　今も脱皮が中途半端って感じ・・・）









豆腐を買い　その道を戻る時には

その車も　同じ名前の女子生徒の姿も無かった











先輩やオバチャンに話した










もう　涙流して笑われた・・・








夕飯時にも　部活メンバーに爆笑された








監督　「そんな奴に声掛けられたら無視しろぉ　バカか？お前！」






（お代官様のおっさる通りでごぜいますﾀﾞ・・・）






Ａ先輩　「しっかし　その男もまた　バカだよね～」








Ｂ先輩　「この格好見りゃ　違うって気付くだろがぁ！」








Ｃ先輩　「すんごい偶然とタイミング・・・ぎゃははは」








そう・・・








その時の　わたくしの格好

















　　　　　　









その上にコレ掛けて











オマケにこんなの持って












この様な姿でデートするとは思えない・・・








いや　こんな格好を好む人も居るのかも知れん









ちなみに車は　こんな車種だったかな・・・










（注：類似品）







その後　合宿の度にオバチャンに爆笑された話題






涙の豆腐物語






完 　（ー＿ー；）　









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