癒しのおっぱいちゃん

雪が降ってくる・・・








そろそろ上から白いのが降りてくるであろう




時々ふいに横から




更に下から雪が降き上がることもある






そんな季節がやって来た








わたくしの育った家は



雪国の田舎町にあり



車が一台やっと通る長い坂道を登りきった丘の上にある







途中カーブがあり片側は崖っぷち


「ドライバー泣かせ坂」


と言われている






雪が積もると　


その坂道に雪を盛り上げ　


スキージャンプして遊んでいた












（分かり易くするため　多少は過剰に表現してあります）








遊び終わると　



ツルツルした場所に他から雪を運び



踏み固めていた










ツルツルのままでは　ばあちゃんが転んで死んでしまうと


子供心にも思っていたからである











昨年　父の焼香に来てくれた従姉妹らが


子供の頃にウチへ来た時の思い出をそれぞれ語っていった






その中でも


ユイちゃんには強烈に覚えていることがあると言う







そうそう　わたくしも覚えている






正月に遊びに来ていた時じゃった・・・






ユイちゃんと雪の中で遊んでいた






スキーは怖いと言うユイちゃんを




ソリに乗っけようとしたが




それも怖いと拒んだ









一緒に乗るから！



とユイちゃんをソリの前方に座らせ





わたくしはユイちゃんを包むように後ろに乗った






ソリは長い坂道を滑走！






キャッホォ～♪












（しっかりつかまっててねユイちゃん！）













下に到着しソリから降りようと・・・







ユイちゃん！？






動かないユイちゃん







どうしたの？ユイちゃん・・・






顔を覗き込んだら










白目むいていた・・・



























ユイちゃ～ん！






ようやく黒目が戻ったユイちゃんは・・・










オモラシ　しちゃってた









それ以来







ユイちゃんは冬には来なかった気がする







今は笑って言えるだろうが





トラウマになっていただろうな






あはは・・・






ふと　ユイちゃんと巨大雪玉を





坂の上から転がして遊んだことも思い出した











今にして思えば



野生児だったな・・・











（冬の・・・ソナタ？）













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