同じ時間に 同じ場所で見かける爽やか笑顔の男性
その男性に会えるのが楽しみで
朝はワクワク気分で家を出た
今か今かと彼の姿を待ちわびながら
いつもの道を歩いた
どんなに遠くに居ようが 見分けが付くのは
獲物や敵を瞬時に区別できる野生動物的本能なのだろうか
来たっ!
見つけた瞬間 舞い上がりトキメク気持ちを抱きながら歩く
何とも表現しがたい高揚
視線は彼だけに向けられる
すれ違うことほんの数秒間
その数秒の為に24時間がある気がした
黄色いオープンカーにカウボーイハットの彼
彼も一瞬 わたくしに視線をくれる・・・気がした
『明日も会えたらいいな・・・』
幸せというのが何であるかも分からなかったが
明日を楽しみに待ちわびる・・・
そんな幸せな日々だった・・・
のかな~
名前も知らぬ 言葉を交わしたことも
声を聴いたこともなく
ただ 明らかなことは
わたくしよりもずいぶん年上な男性だろうということだけだった
『誰が好きなの?』
周りの男子に聞かれても
決して明かすことはなかった
わたくしと同じ年の男性がやけに幼く思えた
その後 しばらくして見かけなくなった彼
今頃 不思議にふと思い出す
ピッカピカの赤いランドセルを背負ったわたくし
実らぬ恋
あれが初恋だった気がする
おっぱいちゃんの画像掲示板
|