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シュタイナー関連書籍出版社                イザラ書房編集室だより

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カタリナnote

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2006/10/20
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カテゴリ:from スタッフ
■■
■■教育は予防医学である


先日行われた『おもちゃ箱 創立20周年記念講演会』でのグレックラー女史の総括講演で心に残ったのは、子供のお話で、良き性格の作られていく要素には、生来の遺伝・環境そして教育に加えて+αとして『人間関係』があるというお話でした。

この人間関係というのは、もちろん肉親との関係、他人との関係、そして自分自身への関係性も含まれます。

その良き土台には

1、誠実・真実・透明性
2、愛に根ざした理解
3、他者の尊厳と自立性の尊重

が必要であると。

特に2番目の『理解』というのは「共感」とは異なり、子供が“あるがままを受け入れられている感じ”を持つことができるということで、それは何も親に限らなくても、誰でもいいからそういった信頼関係を築けた人がいることが大事だということでした。

そういった意味での『理解』は子供にとって『どのような薬より有効』であるそうです。

子供を持つ親として、よく理解できますし、この言葉は特に身に染みました。

そして子供自身、大事なのは『自分で考える』ということ、『他に依存することなく自分の力を使って自発的に自分で考えること』が、自分自身への関係性を高めるのだとも仰っていました。

そうやって『体の中に意識が入っていく』という感じは、『地に足を着けてものを考える』に通じてますよね。

青年期のアイデンテティの危機 の時期の乗り越え方にしても、痛みや苦しみの中から目覚めることがあるのだから、そういった時に『自分で考える』ということが特に大切なのだなぁ。。。と実感しました。

『気付いた時が仕切り直し時』という考え方が好きなので、自分自身、青年期に消化し切れなかった事を含め、今からでも遅くないと、もっともっと自分の頭で考えるという事をやっていこうと思いました。

ただ、それを自分自身の事として捉えた場合は、よくわかり実感し、実践もしたいと思うのですが、子供にそれが上手く伝わるかというと、少々不安もあります。

特に『青年期のアイデンテティの危機』の時期の子供を持っておりますので。

ただ、すぐに伝わらなくても、諦めずに繰り返し繰り返し伝え、子供の良き理解者になるよう努力をし、何よりも自分が実践して『親の背中を見て育ってね』という気持ちで生きていけば、まぁ大丈夫かなと・・・そんな事を考えたりもしました。

ご縁があって、イザラ書房にシュタイナーに関わって1年半が経ちました。

亀の歩みではありますが、理解できる事が増えてきまして、いろいろな方面に感謝の日々です。





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Last updated  2006/10/21 08:16:13 AM
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