|
カテゴリ:from スタッフ
■■■A Happy New Year !■■■
今年もイザラ書房をどうぞ宜しくお願いいたします。 イザラ書房のスタッフとなって、もうすぐ2年になろうとしています。 シュタイナー教育を、人智学の基本的な考え方を、もう少し早くに知っていたら、自分の子育てもまた違っていたかも知れないと、つくづく感じます。 ですが、これもまたご縁なので、この時期にこういった形でシュタイナーに出会えたのも、また、意味あることなのでしょう。 今、世間はスピリチュアル・ブームとかで、TVや雑誌、色々な媒体で色々な人が色々なことを言い、書いています。 先日、たまたま江原啓之さんがTVで相談者の方に「それは、自意識過剰ですよ。何でもかんでも霊の仕業に結びつけずに・・・」と優しくおっしゃり、自分の心のありかたや、捉え方、日々の生活を大事にすること等、お話されていました。 昨年、出席した五木寛之さんの講演会でも「気持ちが落ち込んだ時に大切なのは、心療内科に行って処方箋をもらうことより先に、まず、この愁(憂)いがどこから来ているのか、また何故このように憂鬱になるのか、よく自分の心の暗闇を覗き込むことではないだろうか」というお話をされていました。 「戦後、明るいこと、前向きな思考のみがもてはやされてきたけれど、果たしてそうだろうか?明治までの文化人は好んで『暗愁』という言葉を使った・・・ どこから来るのかわからないけれど、なぜかやって来る愁い。 そういった暗い部分も自分の一部なのだから、自分の中から排斥しようとせずに、ちゃんと向かい合ったらどうだろうか・・」と。 シュタイナーというと、どうしてもスピリチュアルな部分に目が行ってしまいがちですが、シュタイナーこそ、地に足を着けて、冷静に物事を見なさいと言っているのですね。 自分の心の深遠を覗き、因果応報で起こっていることを認識し、そして現実を大事にする。 それは、シュタイナーじゃなくても、色々なところで色々な人が色々な形で言っている事で・・・だけど、その簡単なことがムズカシイ・・・とつくづく感じます。 まずは、年頭に 「ありきたりなことが真面目に行われているからこそ、人間のエネルギーは作り出されるのだろう。」 という、リリー・フランキーさんの「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」の中の一文を心に刻みました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/01/02 05:54:36 PM
[from スタッフ] カテゴリの最新記事
|