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カテゴリ:エッセイ 後書き お知らせ
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■■「とうに復活祭を過ぎても」 シュタイナー教育で行われている1年の巡りのなかの、それぞれ有機的な関連をもっ た四季の祝祭には、春の始まりのイースター(復活祭)、春真っ盛りが多い聖霊降臨 祭、夏至の聖ヨハネ祭、秋のミカエルの収穫祭、そしてアドヴェントを経た冬のクリ スマス等々があります。小社著者のとしくらえみさんは、七夕祭りとかひな祭り、お 月見の宴なども取り入れたユニークで楽しいお祭りをえみさん流に次々と編み出して いっていますが季節と遊ぶのが非常に巧みな方です。荘子が勧める逍遙遊の境地に通 じているような感も彼女から時々感じることがあります。 上記(としくらさんを除きます)祝祭の土台にありますのは、1年の巡りのなかでの キリスト教会における祝祭といえます。2000年近く、キリスト教会では、「イースター」 「アセンション(昇天日)」「聖霊降臨」「アドヴェント」「クリスマス」「エピファニー」等々を 祝ってきた素晴らしい歴史があります。 教会は敷居が高くて嫌いという方も、この祝祭、特にクリスマス前後とイースター (復活祭)~聖霊降臨祭に到るこの盛り上がりは体験されるといいのではないかと 密かに思っています。まだまだこの世界においては新米の私ですが、どんなフェス ティバルやイベントより我が心をワクワクさせてくれるものがありましたので。 といいますのは一つのお祭りがそこで完結してしまわないで、次の流れを内包し、ま た自然の摂理にかなう時期にその折々の祝祭が行われるからなのです。ただここに聖 ヨハネ祭がないのですが、エリザベス1世のもと、シェイクスピアが見事に芸術作品とし ての聖ヨハネ祭、 『真夏の夜の夢』を遺してくれたと私は思っております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/04/26 02:16:24 PM
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