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カテゴリ:イザラ書房「新刊 ・増刷 」
■新刊『おやすみの後に -シュタイナーと出会って生まれた絵本-』 2017.02.08 Wednesday おやすみの後に -シュタイナーと出会って生まれた絵本-
マルタ・シュトラハヴィッツ(著/文), ヒルデ・ランゲン(イラスト), 伊藤壽浩(翻訳) A5判 奥付の初版発行年月 2017年3月
紹介
人間のこころと精神は、眠っているあいだ本来の故郷である大いなる世界に生きているとルドルフ・シュタイナーは言っています。そうして天と地を結ぶ人間だけがこの地上世界を本当に素晴らしいものにすることが出来るのだとも。
版元から一言
今までにない、本格的なシュタイナーの世界観が描かれた絵本です。
著者プロフィール
マルタ・シュトラハヴィッツ(1865-1950)伯爵位、詩人。シュタイナーに出会い、その思想に傾倒する。 ヒルデ・ランゲン(1901-1979)マルタの長女、画家。「いばら姫」など多くの絵本を手がける。 伊藤壽浩(イトウ トシヒロ)建築家、NPO法人京田辺シュタイナー学校宗教専科教員
わたしたちのこどもが生まれたお祝いに、親しい友人からドイツ語の絵本をいただきました。以来、この素晴らしい絵本を自分で訳して、毎晩のように読み聴かせ、そして次に生まれたこどもにも読み聴かせたものでした。 二人のこどもはいまでは成人しましたが、わたしは、これから育ってゆく多くのこどもたちにこの絵本の世界観を少しでも届けたいと願っています。 今日ますます厳しさを増す世界の中で、無力感に陥ることなく未来に希望をもつことは簡単ではありません。科学技術と経済の発展は人間の可能性をかつてないほど広げてくれましたが、その一方で、人間という存在をかつてないほど矮小なものにしてしまいました。 人間は本来偉大で崇高な存在です。限られた時間だけを閉ざされた世界の中だけで生きる存在ではありません。わたしたちひとりひとりが悠久の時を歩んでいるのであり、もっと大きく深遠な世界と繋がっているのです。 人間のこころと精神は、眠っているあいだ本来の故郷である大いなる世界に生きているとルドルフ・シュタイナーは言っています。そうして天と地を結ぶ人間だけがこの地上世界を本当に素晴らしいものにすることが出来るのだとも。 人間が持っている本来の広がりを温かく光に満ちたかたちで描いたこの絵本が、こどもたちのこころのなかに人生に対する豊かな信頼をしずかに育んでいってくれることを願ってやみません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017/02/09 01:05:49 PM
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