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カテゴリ:身近な出来事
今、読んでる本は那覇の古本屋で入手。 37年前に出された岩波新書。結構きれい。でも、ページをめくって3枚目に赤いラインが引いてある。 ページの右上には赤丸で「注」の文字。 次のページにもくっきりラインの痕跡が残るほどの筆圧が、読み始めた時の意気込みをものがたる。 ぼくもラインを引きながら読むけれど、ここまでの気合いは込めないなぁ。 でも、ラインが引いてあるのは「はじめに」のここだけ。気合いを入れ過ぎて息切れしたのかな? でも、よくあるよね、こんなこと。読みっぱなし、起きっぱなしはぼくも多いから、まるで我が身を見る思い。 元の持ち主によるアルファベットのサイン入り。 沖縄返還の年、この本を求めた人。 どんな人かな、Maesatoさん。学生さんだろうか? 東京をあとにするとき、持っていた本の7、8割方を古本屋さんに引き取ってもらった。その中には、ぼくのサインが入ったものや、ラインを引いたものもある。 今ごろ、誰の手元にあるのかな。ぼくの名を見て、元の持ち主を想像したりしてるかな。 当時の新刊案内がはさまれていた。国木田独歩「武蔵野」の文庫本、100円。岩波新書は180円だ。 本も高くなったなぁと思うけど、物価の上がり方を考えるとそうでもないかな? 線を引きつつ、最後まで読も。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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