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カテゴリ:身近な出来事
とてもお世話になった方が、きのう、亡くなった。 きょうはお通夜に。 広い会場の正面に、ちょっと気取ったその方の写真が飾られていた。 進行は神式。不思議な雰囲気だった。二礼二拍手一礼。二拍手の時、手を合わせて音を出してはいけない。寸止めの拍手は初めての経験。 こうした会場って、どこかひんやりして、静粛な感じが漂う。 最後に榊(かな?)を一人ずつ手に持ち、祭壇に手向ける。 故人の最後の顔を見る人たちもかなりいたけど、ぼくは遠慮した。想い出の中のその方の顔は、少しはにかんだような、ちょっと困ったような、なんとなく訴えかけるような、そこはかとなく哀愁がにじむ、そんな笑顔だけでいい。 ぼくが今の仕事を始めるきっかけを作ってくれた。 叱咤激励という言葉があるけれど、叱咤も激励もしてくれなかった。 何も教えてくれなかった、口では。でも、態度や雰囲気で、なんとなくわかることがあった。 ありがとうございます。 おかげで、今のぼくでいられます。 安らかに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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