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カテゴリ:身近な出来事
気が滅入る。 東京電力の社員に、いやがらせや脅迫その他、圧力行動を起こす人が増えてきているらしい。 個人と組織をごっちゃにしたらアカンぞね。 原発の安全神話を作り上げ、そのあげく原子の力の手に負えなさをたくさんの犠牲を巻き込みながら実証してしまった東京電力という組織は責められてしかるべき。 でも、その組織で働いている社員たちに、組織が起こした出来事の責を求めるのはお門違いというものでしょ。 そんなことをする人たちは、「戦争を起こした日本という国の国民は皆総じて地獄に墜ちろ」と糾弾されると「了解しました」と言うのかな? 東京電力の社員には自らの責任を思う人もいるだろうけど、それは社員自身で問えばいいことだ。 東京電力の社員に責を問うならば、同時に、原発による電力を享受していたぼくら市民も同様に問われなきゃアカン。 日本の総電力の3割近くは原発から生み出されている。その分、今、福島の原発事故で苦しんでいる人に対する責の3割は、ぼくにもあるということだ。 ぼくは原発の安全神話なんかハナから信じていない。それは今は亡き高木仁三郎さんの著書や話、広瀬隆さんの著書なんかの影響も大きいけれど、それ以前にトライ&エラーという過程を経て進んでいくことが出来ない原子力開発を科学だとは思っていないから。 試して、失敗して、そこから新しいやり方を学んで、そしてまた失敗して・・・・そんなトライ&エラーによる前進を原発はやることができない。 エラーをした時。 それは、ぼくらみんなが後悔せざるをえない時。 三週間前、その時はすでにやってきた。 東京電力の社員をいじめてるような場合じゃないがね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.04.02 18:19:26
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