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カテゴリ:身近な出来事
毎日毎日続く震災、そして原発事故関連のニュース。 毎回毎回、やはり見ずにはいられない。 被害やその行く末には全然関係ないけど、ちょいと気になるところが。 福島第一原子力発電所を映すNHKのニュースには「30キロ以上離れたところから撮影している」旨と、「画像を鮮明にしている」旨のスーパーが必ず出る。この映像はヘリコプターから撮られているのだけど、これら2つの文章は、誰に向けて画面上に入れられてるんだろう? 視聴者向け? ぼくら視聴者としては、NHKのカメラの映像が30キロ以上だろうが以内だろうが、あまり意味がない気がする。 原発から30キロ圏内は避難指示または屋内待避の対象となっているので、「ヘリコプターの操縦者及びカメラマン、記者の安全は確保している」という宣言としての意味ならば、それは国か労組などマスコミの団体向けの表示なんだろうなぁ。 もうひとつの「画像を鮮明にしている」という意味も、視聴者向けなのかどうなのか。 撮ったそのままの映像では見にくいので画像処理をしているということなんだろう。ぼくら視聴者にはありがたくはあるけれど、原発の全景などが映し出されるたびに知らねばならない情報でもない気がする。 撮った映像に手を加えることは「捏造」と言われかねない危険性があるので、それを回避するための文言なんだろうか? いずれにしても、このふたつの表示、ぼくら視聴者にとってはあまり意味がない気がする。ただでさえ画面上の情報が多いのだから、必要不可欠な情報以外は入れないようにして欲しい。 しかし、ホバーリングしているヘリコプターから撮っているんだろう、あの映像の“動かなさ”は大したもんだ。飛んでいるヘリコプターの震動を吸収し、どこか高い建物の屋上から撮ってでもいるような映像を可能にした技術はNHKが開発したとか。 先日、某局で仕事をしていたら報道部長が「うちもあのカメラを使いたいな・・・・」と、ちょっとうらやましそうだった。 だろうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.04.07 21:20:32
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