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母は37度半ばの熱を出していることが多い。なので、ほぼいつもアイスノンを頭の下に入れてもらっている。
「熱が出るのは、どこかに炎症があるから。でも、お母さんの場合は脳の真ん中に出血していて、その近くには体温調節を担当する部位があるので、その影響かもしれません」 主治医はそう説明してくれた。 ぼくは日記をつける習慣はないけれど、母が認知症かな?と感じたころから、その様子を携帯のカレンダーにメモしている。それを見直して、倒れるまでの経過を振り返る。 母が熱を出したのは、もう4か月以上前。12月18日のことだ。 なんとなく顔が赤いなぁと思った。 「きつくない?」と尋ねると、「ない」という返事。 熱は37度ちょい。 「私は平熱が低い」というのが元気なころの母の言い分だったので、用心のためにとかかりつけの内科に連れて行ったのが翌19日、月曜日だった。 「予防接種もされてますし、インフルエンザではないでしょう」 医師はそう言って、風邪薬と抗生物質を処方してくれた。 その日は、薬を飲み、食事も普通にすませ、ご就寝。 翌日20日、朝4時ころ。 ふと目が覚めると、なんだかんだと母の声が聞こえる。二階に寝るぼくの真下に母は寝ているので、床を通して聞こえるのだ。 時々、つけっぱなしのテレビ画面に出てくる文字を、夜中にひとつひとつ丁寧に読み上げたりもしていたので降りて行った。 覗き込んだぼくの顔を、母は「何しに来たの?」という顔をして見上げた。 ちょっと顔が赤いので熱を測ると38.9度。 ギョ! 本人は平気な顔をしているけど、この頃になると反応が鈍くなっていたので本当は辛かったのかもしれない。それが表情から読み取れないのがもどかしい。 解熱剤を飲ませると、お昼前には37度半ばまで体温は下がった。 が、21日の夕方には、また38.5度まで上がる。 解熱剤を再度投与。 この日から3日間ほどは、解熱剤無しで36度台、平熱に戻っていた。 良くなってきたな、と感じていたのだけど・・・、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.04.25 21:44:42
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