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母が倒れた日、1月5日のことをかなり思い出してきた。
午後、病室に行くと、母は看護師が集まる部屋で、テーブルの周りに丸くなった看護師の中に車椅子のまま混ぜてもらっていた。お風呂に入れてもらったあとだったように思う。 分からないながらも話の輪の中に加わることは、母のリハビリにもいいことなんだろう。 看護師に母の容態を聞いた記憶がある。 熱はほぼ下がり、点滴は1日2回に減ったとのこと。食事はまだゼリー状のモノだが、そろそろ固形にかえていける段階に入る。 「退院後はどうします?」 そんな話も出た。 熱を出す前までは、自分で着替えは出来ないものの、食事やトイレは時間をかければなんとか出来る状態だった。 でも、12月半ばからはベッドでの生活が続き、熱が下がった今は車椅子での生活だ。 ベッドも今のヤツじゃダメだから、電動のベッドをリースして・・・、車椅子も借りなきゃな。 デイ・サービスはこれまで通り行けるのかな。車椅子で通うことになるだろうけど、玄関の上がりかまちと、玄関から門にかけての短いたたきにはいくつかの段差があるので、迎えに来てくれる車まで連れて行くのがちょっと手間だな・・・。 ま、なんとかなるか。 看護師には、そんな返事をした。 看護師詰め所から出て来た母のところへ、リハビリ担当の若い介護士がやってきた。前日からリハビリを始めてくれているとのことだった。 「熱を出すまでは、それでも手すりにすがって、ベッドから5〜6メートルほどのトイレまで歩いて往復していたんですよ」 立てなくなったからの母しか知らない介護士は驚いて、 「へぇ、そりゃすごいなぁ。じゃ、その頃に戻るのをリハビリの目標にしましょうね」 後半は母に向かって話しかけながら、介護士は母をリハビリへと連れて行った。 その後ろ姿が、体を起こしている母を見た最後になった、今のところは。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.05.06 17:59:55
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