時代にマッチしていない教育現場を想う
現教育現場で実際に置かれている子どもたちの環境は、「忍耐・協力・礼節」を重要視しているように感じてなりません。もちろん これらの内容も大切ではあるが、それ以上に、各個人が、考え、判断し、行動するそういう力を付けてゆかないと、社会に出ても道を見失ってしまうのではないかと思うのです。現教育内容は、子どもたちが、自律した考え方を身に付ける機会を奪ってしまっている慣習がたくさんあるな~と思うことが多々あります。例えば、教員によるノートチェック。個人がわかりやすいノートを作成するのではなく、先生が黒板に書かれた内容をいかに忠実に書きとめているかに注力し、先生の為のノート、いい評価を得るためのノート、もはや自分が何のためにノートを書いているのか意味もわからずに書いています。千代田区立麹町中学校では、公立だとは思えないような改革が進められています。その改革の1つに、固定担任制の廃止があります。先生がワークシェアする仕組みです。実は、娘のクラス担任が長期の休暇を9月から取っています。来年の3月末までは復帰する予定は立っていないそうです。おそらく心の面での休息が必要となられてのことだと推測しているのですが、このようなことが起きるのも、学校という限られた社会の中で、先生同士がうまくコミュニケーションが図れていない結果だと推測しています。今、盛んに不登校児が増えている所以にもなっていると私は感じています。学校を運営するためのマネジメントが大切だと。特に、周囲に対して敏感になる思春期に先生同士のチームワークの悪さを目の当たりにし、諦めや絶望を感じ、将来へ 何の希望も持てない想っている事も言えない、従うのみ。こんな中学時代を過ごした若者はきっと社会へ出て、「おかしい」と感じることがあっても、自分の力で改善しようとは思えないのではないかと思うのです。社会構造や経済構造が大きく変化した中で、これからは、自らの意志で起業したり、自由に転職したりできる力が重要になってきていると感じています。学びのスタイルの再考が必要な時期にきているのではないかとしきりに思うこのごろです。