課題図書「105°」「太陽と月の大地」「千年の田んぼ」
2018年 夏休み課題図書 中学校は以下の3冊です■一〇五度 (あすなろ書房)著者:佐藤まどか・著本体価格:1,400円 ISBN978-4-7515-2873-0 内容紹介> 椅子デザイナーをめざす少年の、爽やかな青春小説です。 都内の中高一貫校に編入した真(しん)は、中学3年生。 スラックスをはいた女子梨々(りり)と出会い、極秘で「全国学生チェアデザインコンペ」に挑戦することに。 中学生としては前代未聞の、この勝負の行方は・・・・・・? 父との確執や、「チームを組む」ことのむずかしさなど、立ちはだかる大きな壁に迷いながらも、自分の進むべき道を見出そうとする少年の姿に、胸があつくなります。 モノづくりの心とともに、夢と理想だけでは生きていけないクリエイターのシビアな現実もきちんと描かれているのは、プロダクトデザイナーとしても活躍中の著者ならではの視点。 15歳を目前に、大人の階段を一段のぼろうとする少年を、時に叱り、時にあたたかく見守る祖父や、まわりの大人たちのサポートも思春期の子供たちへのかかわり方の参考になります。進路について考えはじめる中学生にとってよい刺激となる1冊。 ■太陽と月の大地 (福音館書店)著者:コンチャ・ロペス=ナルバエス・著 宇野和美・訳 松本里美・画本体価格:1,600円ISBN978-4-8340-8162-6<内容紹介> 16世紀スペイン。キリスト教徒の伯爵令嬢マリアと、伯爵家に長年仕え友情を育んできたイスラム教徒の家に生まれた少年エルナンド。ふたりの間には恋が芽生えるが、やがて両家の人々は異なる宗教・民族間の対立に巻き込まれていく。悲惨な戦争の果てに、エルナンドは故郷を追われていく……。宗教や民族の違いによって引き裂かれ、運命に翻弄される人々を描いた歴史小説。 ■千年の田んぼ:国境の島に、古代の謎を追いかけて (旬報社)著者:石井里津子・著本体価格:1,500円ISBN978-4-8451-1519-8<内容紹介> 山口県見島。日本海の荒波に浮かぶ国境の小島に、15ヘクタールもの広大な水田が広がり、 約100個もの小さな溜池が点在している。その不思議な光景に惹かれて島を訪れた著者は、 やがてそれが7世紀中央政府の手による「条里田」ではないかと考えるようになる。 現存する条里田だとすれば、まさに奇跡の田んぼ。しかし、なぜそんな国家事業をこの小さな離島で? いったい誰の手によるものなのか? 隣接する古墳群が意味するものは? 古代史の謎を解き明かしながら、日本人と稲作の深い関わりに迫るノンフィクション。毎朝学校へ登校してすぐ行われる朝読に持参させる為に購入しました。