倉本 聡 監督のドラマが始まった。。
先日亡くなった、緒形 拳さんの最後の作品だ。
倉本監督のドラマはあの独特の間が、監督の作品だと、ちょっと観るだけでわかってしまう
これって凄い事だと思う。。
そしてどの作品も根っこは同じ様な気がする。。
今回、緒形拳さんの最後の作品なのだが、どんな気持ちでこの配役を演じていたのか?
想像するだけで、ムネが痛くなる熱演だ。。
きっと、緒形さんの中でもこれが最後の作品になるのでは?と思っていたにお違いない。
最後の最後まで、他人に知られる事なく、役者魂を完結させた。
何と天晴れな幸せな人なんだろう。。
本当に前向きに自分の命を役者に捧げた、生き方なんだろう。。
そう考えてドラマを観ていると、生き様と言うか、現代の侍そのものだ。
緒形さんの一言一言のセリフの間が何とも重みのある。。
きっと、息子役の中井貴一さんの役どころも、緒方さんに被る。。。
最後の最後まで病気と闘い続けた役どころがまさか本人がそうだったなんて。。
倉本監督も何となく、悟っていたのかも知れない。。
本当に緒形さんにとっても、人生をかけるのに素晴らしい作品なのだろうか。。
本当に、残念な役者さんが又ひとりこの世を去った。。
ご冥福を祈りたい。
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Last updated
2008.10.09 23:35:12