カテゴリ:Ultra
ここ1カ月ほど、折に触れて流し続けている CD『ウルトラサウンド殿堂シリーズ ザ★ウルトラマン』。31年前の1979(昭和54)年4月に放映開始された同作品は、言うまでもなく第3次ウルトラブームの中で初のアニメーション作品として制作されたもの。当時中学校に入学した私は、ほとんど観ることもなかったが…。
音楽担当は、元祖『ウルトラマン』を手掛けた宮内國郎氏、および『ウルトラセブン』以降のウルトラ音楽世界を方向づけた冬木透氏。宮内氏の起用のみならず、主題歌と劇中音楽との両方を同一の作曲家が担当するという点でも、原点回帰であったのだろう(『帰ってきたウルトラマン』以降、第2次ウルトラシリーズでは、主題歌と劇中音楽とでは担当者が分離していたからなぁ)。ちなみに宮内氏は、1971(昭和46)年に『スペクトルマン』も担当していたのだな。 「心を砂漠にしてはいけない かわいた心に夢はわかない ぼくらが胸に飾る勲章は 愛と夢と男のロマン 銀河は今日も美しく 誰もが眠りにつく時に ひた走る ひた走る 愛の勇者たち」 (エンディング「愛の勇者たち」、作詞:阿久悠) 今の時代に「男のロマン」などと聞けば、古色蒼然たる感じがしないでもないが、当時は『宇宙戦艦ヤマト』ブームの余波が残り、歌の担当もささきいさおだとなれば、やはりそうした歌詞に違和感のない時代だったのだろう。それにしても、1968年についての見直しがブームのようだが、1979年もまた、時代の転機だったのではないか――今はまだ印象でしかないが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.23 17:11:59
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