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玄葉国家戦略担当大臣が、福島県民への「人への風評被害」について言及したが…この問題は、震災が起こってかなり初期の時点で起こっていたはずだ。
震災より1カ月を経てから、福島県のことがテレビのニュースでも随分出るようになったが、それ以前は、原発のすぐそばの町や市以外のことについて語られることは、極めて限られていたではないか。あるいは、風評被害の問題がもっぱら、野菜や魚介類などの話とされたことも問題か。ともあれ、満足に「語られない」ことによって、人への風評被害が「放置された」という面は、どうしても否定できない気がする。そうでなければ、震災1カ月の4月11日(月)にニュースで取材を受けていた福島県知事の「怒り」の表情は、理解できまい。 「日本は一つ」「あなたは1人じゃない」といった社会的連帯感が、一方では広がりつつある。他方では、「放射能汚染」とのレッテル貼りによる福島県民への偏見や差別も存在する。その両方を、見定めて行かなければならない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.04.19 17:19:55
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