飛ぶ姿は写真で
元気に飛び回るテン 今日は終始余談となるが、イブ・シュー・ラックの3羽が、みなオスである可能性が濃厚になりつつある中、3羽が仲良くなることを祈念し、例の絵画を買うことにしたので、経過を記録しておこうと思う。 突然仕事部屋に飾る小さな絵画(当然文鳥を描いたもの)が欲しくなり、調べまわってアート・ルキサンさんで、文鳥の故郷であるバリ島で描かれたプンゴセカンを購入し、満足したので、次はより大きな絵を購入すべく、貯金をするという話であった。 しかし、絵を飾る場所は、絵を買う前に用意しておくべきだろう。そこで、玄関ドアを開けたら正面に絵がある状態にするため、その背景とすべく、幅120cm、長さ150cmの色つき竹スダレ(黒に近い緑色)を購入し設置したのだった。 これで、来年2月以降に幅が80cm超の文鳥のプンゴセカンを飾る予定だったが、広からぬ玄関とこの幅の背景では、あまり大きい絵は向かないと考えを改めた。そうなると、初めから気になっていた絵がやたらと気になってきた。絵のサイズ縦40cm、横50cm、額のサイズが縦60cm、横69cm、RAKA画伯の描いた『プルメリアと文鳥』だ。このサイズがふさわしく思える。 贅沢を言えば文鳥が飛行する姿も欲しかったのだが、そういった絵がいつ描かれるかわからない。それに、原種のように色の濃い桜文鳥になりつつある我が家の3羽の若文鳥と、このプルメリアとかいう熱帯植物に描かれた3羽の姿は重なるではないか。むしろ運命的なものを、この際感じてしまいたい! しかし、先立つものがないのだ。価格は2万2千円だ。このサイズの絵にしては安すぎるくらいだが、客の酒を自らの胃袋に注ぎ込んでかせぐ、罰当たりでヤクザな酌婦でもなければ(テレビで「アラサー」のホステスが、日給3万で安いとか言っていた)、万単位の支出は家計を直撃するのは否めない。カード払いで手元に現金はいらないが、何も考えずカードなど使ってしまえば、来月以降の銀行残高に致命的な欠損が生じかねない。やはり使った分は、その都度銀行口座に補充するようにしなければなるまい。 そこで「埋蔵金」を探したところ、探すまでもなくビール券と小銭缶があった。ビール券は親戚から頂いたものだが、家ではほとんど飲まないので使わず徐々にたまっているのだ。考えてみれば、文鳥を買う際にも、何度かビール券を金券ショップで換金した記憶がある。今回は・・・、何と10,000円分ほどありそうだ。そして、小銭缶。財布の中に小銭がたまると、小さなお茶缶の中にホイホイと入れておいたものだ。財布に何円玉があるかなど見ないので500円玉も含まれており、結構貯まる(一円玉だけ選んで貯めても自己満足以外には無意味)。 近場の質屋に行き、そこが昔ながらの造りの質屋で(蔵に通じる黒いでかい扉がある)、おばあちゃんがソロバンをはじいて計算するのに心底感動を覚えたが、そんなことはどうでも良い。おばあちゃんから現金を受け取ると、そのまま郵便局のATMに小銭缶の中身ともども預金する(小銭が多いので2回に分ける)。総額、16,806円であった。 かくして、天性なのか後天的才能なのか、細かなお金の計算も少し得意な小商人は、一定の財源を確保した。そして、残りは年末に飲み会に行ったと思って財布からしぼり出すことにして、実は昨晩中に注文してしまった(現在送料無料期間で、なおかつ2回目の購入で値引きしてくれるので、アクリル板込みでも表示価格以下だった)。明日届くのではないかと思われる。楽しみに待ちたい。