しゃれた換羽
ツンツン頭がしゃれているシン シンの換羽は豪快で展開が速い。露出して痛々しかった胸からお腹にかけては早くも修復し、今日は頭が全面的にツンツンと立った状態になっている。何やら、今時の若者のおしゃれのようだ。しばらくこのままでいても良い気がするのだが、おそらく明後日あたりには元通りになっているものと思われる。 すべての文鳥が、これくらい短期間にさっさと換羽してくれた方が良いのだが、まったく千差万別なので面白い。 【「しらばくれた・・・」からこぼれた余談】 新型インフルエンザが幸運にも弱毒性であったので、それがわかった時点でとりあえず『終了』すべきなのだが、相変わらず一面扱いで大騒ぎしているのは、実に滑稽な話だ。 「今弱毒性でも、強毒性に変異するかもしれない・・・」と専門家が言えば、それがどの程度ありえないか知らない一般人は、針小棒大に不安になるかもしれない。しかし、それは可能性は無限大なので、科学者がそういった可能性が無いと言えるわけがないだけで、ウィルスの毒性などは弱まることは有っても強まることなど普通有り得ない。ウィルスにして見れば、己を増殖するには宿主を生かさず殺さずの方が都合が良いからだ。生物を死滅させる目的を持った兵器ではない自然の存在は、適当に折り合いを付けていかないと継続的に存在し得ないので、毒性の強い物も弱い方向に変異するのである。そのようなことは当たり前なので、科学的なわずかな可能性など目をつぶり、一般には「普通のインフルエンザと基本的には同じ」と言った方がよほど誤解を生まないと思える。 「加熱調理すれば豚インフルエンザの豚肉を食べても問題ない」などと言われたら、素朴な人は、生肉を調理中に感染するのではないかと疑い、豚肉を買うのをやめてしまうかもしれない。これも可能性がゼロではないので言っているだけで、インフルエンザがスーパーに並んでいる肉から感染する可能性など、まずゼロに等しいはずである。従って、「今までどおりにしていて問題ない」とだけ言っておき、念のため輸入検疫は強化しておけば良いのだと思う。 情報を正確に国民に知らせるのは結構だが、報道するマスコミは理解していないし、受けての一般人などなおさら基礎知識など無い人も多いのだから、大雑把で良いのではないかと思えてしまう。 WHOが警戒レベルを上げているなどと言えば、「国内に入らないように警戒しないと!」と思ってしまうのだろうが、あの警戒と言うのは、緊急地震速報のようなもので防ぐのではなく、備えるためのものではなかろうか。5までいったら、パンデミック確実である。もちろん他の国で流行性感冒が蔓延していれば、鎖国しているわけでもなければやはり流行する運命にある(ただ日本はこれから湿度たっぷりの季節なので、常識的にはインフルエンザがすぐに大流行するとは思えない)。 強毒性で健常者もばたばた倒れるようなものに対する処置と、弱毒性で例年冬に体験し、毎年死者を出しているアレに類する弱毒性のインフルエンザに対して必要な処置をしっかり区別した上で、一般レベルが冷静でいられるように報道してくれないものかと願う。