嫁候補ヨメを迎える
緊張で身動きも出来ないヨメ ゴールデンウィークだ。大型連休だ。・・・となれば、ペットショップは近場で済まそうとする家族連れなどで混み合い、生体もいつもより売れるはずだ。さればよ、商人なら連休前に生体を仕入れていなければなるまい。といった真理?に気づいてしまい、それなら嫁候補を探すのは、今日が絶好なのだと結論し、午後、自転車に乗ってみなとみらいのホームセンターに行った。 確かに、そこには、数日前には見なかった白文鳥とシナモン文鳥のメスがいた(この店は、白・桜・シナモンのオスメス1羽ずつ6羽いるのが標準らしい)。売れ残っているごま塩に近い桜文鳥と、新入りらしい白文鳥。・・・今回はノコリの嫁候補なので、若そうな白文鳥の方が・・・、しかし、あまり好きな顔立ちではなく、ピンとこない。とりあえず、その場を後にする。 高島町から地下鉄に乗って、地上のセンター北駅で下車。大型ペットショップに行く。確かにたくさんいた。白・桜・シナモン・シルバーのオスメスが2、3羽ずつ。・・・まずメスのカゴにいる桜文鳥3羽。その1、頭に白羽が多く優しげな顔立ちの文鳥。その2、ノーマルに近い濃い色でクチバシの横が牙状になっている綺麗な文鳥。その3、頭などが換羽中で大きなつり目の小柄な文鳥。どれも合格だが、好みとしては3番だ。 白文鳥の方にも、1羽気になる美鳥がいた。気が強いようで、他の文鳥を追いかけ・・・、おや、シナモンのクチバシが真っ赤な奴と仲良くしだした。おや、おや、シナモンがピョンピョンはね始め、さえずり、交尾まで始めたぞ!店員さんを呼ぶ。桜文鳥その3を指差し購入する旨伝え、ついでにシナモンの真っ赤な奴がオスだと教えてやる。「アッシにはかかわりのねえこって」なのだが、さっさと分けないと、後々問題になるだろうと思ったのだ。 責任者らしいオバさんが、たまに間違いがあるといった詫び言を言うのを、それは百も承知で個人的には無問題なので、購入手続きを進めてもらう。このお店でも、たびたびオスメスの間違いがあったのだろう。文鳥のカゴに外見ではわかりづらい種類なので、間違っていたら交換しますと明記してある。これで対応としては十分で、むしろ親切で感心しているのだ。 たくさん飼ってるは、このお店で何羽も買ってるは、なので、購入の際の能書きは省いてもらった。もちろん、本当は「業界の人」なのだが、余計なことは言わない。 桜文鳥その3は、中型インコなどでも使用可能な大きなボール箱に入れられて勘定に回った。5,200円。・・・2008年9月にこのお店で買ったメスの桜文鳥エコは、3,990円であった。違いは何かといえば、エコは台湾産。その3は日本産というに過ぎない。別段台湾産が劣るわけではないが、1,210円の違いで台湾産にこだわることも無いと思う(台湾産の輸入が困難になっていたので国産にシフトし、産地が愛知や静岡などいろいろなので「日本産」としたのか)。 それで、高島駅から、自転車の前カゴに置いて、スピード重視で帰り、素早く用意したカゴに入れた。名前は・・・、駅名からセンもキタも付けたし、店名からエコもいるし・・・、やはり店名にちなんでヨネか・・・、ヨネ、おヨネ、といった感じの文鳥ではない気がする。ヨネに近いし、嫁には違いないから、ヨメにしよう・・・。ということになった。 それで、1階の「文鳥団地」から遠く遠く離れた2階の一隅で、4、5日1羽で生活してもらうことになる。今のところ、飲まず何も食べず自然木止まり木の上で固まっている。朝方の寒さを警戒して、先ほど暗い中で保温電球を設置したが、その際も飛び回りもせずにじっとしていた。以前にも何度かあった態度だが、少し不安だ(ヨメの方はもっと不安なのだが、どうしてやることも出来ない)。朝日を浴びて、元気良く飲み食いしてもらいたい。もちろん、さえずるのは無しで。 なお、今夜ノコリは、卵査察のため、久しぶりにカゴの外に出てきたメイを盛んに誘惑していた。ノコリは白も桜も問題無しと思われるが、どちらかと言えば、今は白文鳥に興味ありなのだろうか。となれば、桜文鳥大好きで、現在マキの追っかけをしているシンさんが、横から誘惑する可能性大だ。 隔離終了後は、間髪をいれずにノコリと同居させてしまおうと思う。