アイ目を回す
回復したアイ ポン・アイ老夫婦は、カゴの中の巣に入り込んで、掃除をしても出てこないのだが、卵査察など掃除以外のイレギュラーな飼い主の行動には敏感で、飛び出してしまう。そして、ともに捕獲して放鳥部屋のツボ巣へと送迎してやるのだが、今夜、何らかの拍子にアイが落下して気絶状態(=てんかん的な発作とされるもの)となってしまった。 文鳥の場合、否、文鳥に限らず、空を飛ぶ鳥は、体内に気嚢というエアバックを内蔵しているので、落下して地面に落ちても、致命的な大ケガをすることは少ないようだ。まして、室内で2メートルほど落下して床に衝突しても、例外を除けば、まずは無傷で済む。ただ、高齢の文鳥は落下のショックから気絶状態になることがあり、それが常態化することも多いようだ。これは、おそらく床との衝撃によるものではなく、落下によって平衡感覚が混乱して、脳の活動も混乱に陥るからで、その混乱は何らかの刺激でフィードバックするのではないか、と思う。パニック症候群と言え、高齢化に伴う症状と見なせるかもしれない。 キュー様がそうだった。クラもそうだった。今後、アイも注意しないと。出てきても、テーブルの上に置いて、頭上には送り届けないことにしよう。