ニチィ逝去
午前中は、まだ食べるだけの元気があったが、午後になって急激に容態が改まり、午後3時頃には、カゴの底で背眠する状態となった。あわてて取り出そうとしたところ、驚いたのか抵抗し、水浴び器に入ってしまい、乾かしつつ(卵閉塞を疑ってお腹をマッサージしたが、卵のような塊もブヨブヨした感覚もなく、むしろ下腹部全体が硬い感触であった)、スポーツドリンクを点滴したものの、それで気力がもどるような感じではなくなっていた。 その後、巣の奥で背眠を続けていたが、午後6時45分頃の放鳥開始時に、カゴの底に横倒し状態になっており、死んでしまったものと取り出したところ、体が冷たくなりつつあるような虫の息状態で、手のひらに包んで呼びかけて撫でさすったところ、血色を取り戻してくれた。しかし、薄目を開けても見えているようではなく、口を少し開けての呼吸も弱々しく、結局、7時過ぎには息絶えた(老母の手の中)。 まだ、4歳。昨年来の慢性的な不調で、衰弱しているところ、滞留した卵材料の排出で 体力を使い果たしてしまったのか、何とも惜しまれる。 飼い主にとってニチィは、「ウチの子」の中でも、何となく波長の合う文鳥で、明らかなえこひいきの対象にしていたので、残念無念だが、残された夫のアト氏も心配である↓。・・・心配、むしろ、後を追うのが当然か・・・。 ともあれ、埋葬は明朝。それまでは、仏壇の前に安置しておこう。本尊は、若い頃、鳥類による弱肉強食の姿(虫を食べていた小鳥が猛禽類に襲われ捕らえられるのを目撃)に無常を感じたという、お釈迦さんなので、面倒見てくれるだろう。南無南無、やすらかに。 年下の女房に先立たれてしまったアト氏