マナツ天命を知る?
水浴びは好き マナツは運動が嫌いで、人の手首の上でうつらうつらしていることの多い文鳥で、若いのに困ったものだと思っていた。しかし、考えてみれば、もう6歳だった。6歳といえば、人間なら50歳。腰が曲がるには早いが、若いとは言えぬ。 人間もあまり歩かない生活をしていると、年をとって歩きたくとも歩けなくなるものなので、文鳥の50歳にして早くも年寄りじみているマナツには、不安を感じてしまう。 50歳か、「知命」だな。「五十にして天命を知る」、自分の与えられた使命を理解するなど、凡人には百まで生きても不可能に思えるが、さて、文鳥の天命とはいかに?早めに「親孝行」(飼い主にいろいろ介護させてくれること)を始めるつもりかもしれない。それはそれで、確かに甘えん坊のマナツにはふさわしいとは思える。