トリコモナス最近聞かない
絶好調なセッちゃん セツの容姿は、シズに似ている。シズはキュー様の後添えで、静岡産とされていたのでシズ・・・。セツも静岡産となっているので、同系統で親類かもしれない。静岡県の浜松市、浜北の方に文鳥生産農家が健在と思われ、出身は同じ農家ではないかと類推される。 ところで、一昔前に文鳥の幼鳥に多く見られたトリコモナス、私は小売り段階での雑居で蔓延したと推測していたと思うが、繁殖家段階での罹患を疑う説もあった。某小鳥医学書の著者の獣医さんは「寄生率の調査は見当たりませんが、ブンチョウでは幼鳥時の健康診断において頻繁に検出されるため、繁殖場では相当数の親鳥が保有しているものと考えられます」としている。しかし、この獣医さんの、一昔前の指摘は憶測で、およそ科学的根拠に欠けており、感心しない(つまり、私の推測と同レベルなのである)。自分で「繁殖場」に行って疫学調査でもしない限り、憶測で断定するのは危険と言える。 結局、文鳥のヒナの流通量が激減して、トリコモナス罹患の話も聞かなくなったのだが、それは小売り段階での罹患が主だったからではないか、と私は思っている。実際のところは、科学的な究明がない限りは判然としないが、今現在は、さほど心配しなくてよいのではないか、と思っている。