16代目は順調
とりあえず桜文鳥は確定的なツインズ 6人も先発メンバーを入れ替えながら、攻めにも守りにも自信が無い。勝ち取る勇気も気概もない。守るべきものなど無いのに守っている気になって生意気にパス回しなどして、その実あなたまかせの他力本願、挙句にそれを究極の選択などと美化する始末、あまりに恥ずかしいので昨日書きなぐってしまったが、幸運にも「笑劇のボルゴクラード」は未完に終わったので、実害はない。グループリーグの1試合など、その内容は終われば忘れられる(「マイアミの奇跡」などと、オリンピックの予選グループリーグの第一戦で挙げた1勝を、歴史的重大事のように取り上げるのは、弱小国の情けなさを示すだけで、無茶苦茶間抜けなのである)。 意味不明な「負け覚悟のパス回し」について、「日本人の識者」に肯定的意見が多い、などと報道するマスコミもあったが、それは当たり前だろう。日本代表チームに影響力のある人が大会中に監督の采配を全否定しては、チームに悪影響を与えてしまうので、立場上控えねばならないだけだと思う。本選に向けて後ろから矢を射るわけにはいかないと認識していれば、今現在のコメントはそういうものだと察するべきだろう。ともあれ、これからが大勝負で、その舞台に立てたのは、超有名になりかけた監督を含め現在のチームの努力の結果なので、第三戦の内容だけで気おくれすることはない。 日本戦しか興味がないと誤解しそうなので念のため言えば、後ろでパス回しをして時間を潰すようなつまらぬ試合など、W杯のグループリーグの最終戦ではごく当たり前のことだ。もちろん、今回の日本のように意味不明ではないが、たんに攻めずにつまらない試合をしたという意味なら、今大会のイングランド対ベルギー戦やフランス対デンマーク戦の方が、よほどひどかった。決勝トーナメントの組み合わせを考えて負けるための試合に徹したイングランド、何もせず引き分けで流したい両者の思惑が合致して図々しく堂々と無得点試合をしてみせたフランスとデンマーク、・・・実にW杯のヨーロッパ勢らしい振る舞いでしびれるくらいのものである(日本に対してだけ非難が厳しい印象がある?それがヨーロピアンなのだ。身勝手すぎて素敵!と思えるようでないとW杯は疲れると思う)。 また、私のように国旗をチームロゴのように置き換えてしまう悪癖があると勘違いしがちだが、W杯は観客やファンを喜ばせるプロフェッショナルスポーツとは少々違う。プロ中のプロ、はっきり言えば金の亡者とも言えるくらいの高給取りたちが、(直接的には)さして利益にならない国の代表選手として、国の名誉や自分の意地のために死力を尽くして頂点を目指すものであり、観客が喜ぶとか喜ばないとかは、はっきり言えばどうでも良いのである。 これからのトーナメント戦は、負けたら終わりの一発勝負で引き分けもない。せっかく、チームの完成度ならトップかもしれないベルギーが相手なので、当たって砕けるつもりで頑張ってもらいたい。 さて、2羽のヒナだが、至って順調だ。2羽だけなので2羽とも家に残して売り物にしないでも良いか、とも思ったのだが、1羽は他家に養子に行く(売り飛ばすとも言う)かもしれない。ともかく、10日に引き継ぎ予定。母フィンに似てくれるのか、父ジョーに似てしまうのか、楽しみなところだ。