不屈のクワァ
神経質な体育会系クワァ クワァは、たびたび帰宅拒否になる困った文鳥だ。確か、昨年の秋に飼い主がジャージからフリースに衣替えして以来、指に乗って送迎されるのを拒否し、抱卵中なら自主的に帰り、そうでなければ気分次第となっていた。 そのため、翼の羽を段階的に切って、飛翔能力を低下させてきたが、恐るべき運動能力により、両翼の4枚ずつを切っても普通に飛びまわり、カゴに帰ろうとしないで、飼い主を小馬鹿にするごとく逃げる。そして数日前、ついに飼い主の堪忍袋の緒が切れて、両翼の羽をごっそり切られることにあいなった。 さすがに、そのまま数か月飛べないのはかわいそうなので、1枚おきくらいに羽毛を引き抜いたのだが・・・。ペンギン化するはずが、それでも2、3メートルを飛ぶ?跳ぶ?の中間程度には無茶な羽ばたきでこなし、不屈の精神を飼い主に見せつけてくれている。 ただし、頭上に上昇することは出来ず、飼い主の送迎を待つようになった。つまり、手乗り復帰である。 普通に飛べるようになっても大丈夫なように、せいぜい指での送迎に励みたい。